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香苑 季利
2024年7月31日 01:12
第二話少女が孤独を売りだすと、通りすがる人の多くの人は立ち去ってゆきました。初めてのことは、たいてい受け入れられないものです。少女は少し、悲しくなりましたが、もう少しだけ売ってみようと思いました。そうして、もう少しだけ、もう少しだけと売り続けていると、色んな人が足を止めるようになりました。わざわざ「孤独」を買う人なんているわけがないと言い捨てる人、「孤独」なんて売る人