時が全てを癒すかって

多重人格系VTuber、春詩音です!

なにか嫌のことがあった時、悲しいことがあった時。
時が全てを癒してくれるって言ったり思ったりすることがあると思うんだけど。
そもそも私たちはその傷と向き合うのをやめて切り離してしまったのでどれだけ時が経とうがその時のことは鮮明で。自分が持っているものが自分のことだと思えないから向き合うことも出来なくて。
傷口に蓋をしてしまってるみたいに、その中では何時までも治らない傷があるだけで本当にそれは防衛本能なんだろうか?と甚だ疑問。

たとえば大切な人を亡くしたとしてその人のことは時が経てばゆっくり悲しみは薄れていくかもしれないけど思い返すのはきっとその人のいいとこばかりでその人とすごしたリアルな気持ちも薄れていって。
そうして残るものってなんだろうか。

忘れるって怖いことだよ。覚えてないって怖いことだよ。それが嫌なことでも苦しいことでも悲しいことでも。
切り離してしまったものは元に戻れるんだろうか。
繋がっても歪になって割れた鏡みたいに枠に戻すだけでまた少しの衝撃で分かれてしまう。
そんな人生って正常なのかな。

人格だって人間だってたまにきくけど。どこまでいっても人格は人格だって思うんだ。
感情も記憶も人生も細切れの不完全な存在。
それでも生きてる価値ってあるかな?

春詩音

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