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信頼感が高まるコミュニケーション術

「聴く」から始める。それに尽きる。

成果を出すことをミッションとしているビジネスの世界では「伝える」ことに重心が置かれがちだ。
「どう伝えたら良いか」相談されることはあっても、「どう聴いたらいいか」を相談されたことは一度もない。
ハリーも「伝え方が9割」という本を5年前に購入している。
これは間違っていないのだが、今の時代にはマッチしないと思っている。
そういう意味で、人本来の力を信じて内なる声に耳を傾けるコーチングは先進的であり普遍的と言える。

コーチングとの最初の出会い

実はコーチングと出会ったのは3年ほど前。
ハリーが万年低迷店舗に異動希望を出した年だ。
その店舗は呪われていると噂されていた。
超優秀な課長が来ても、店長が3回変わっても、全国から優秀な副店長を集めてコンサルをさせても万年下位10%を抜け出せない。
しまいにはお守りとお祓いを経費で落とすことが承認されたくらいだ。

左遷先で見た感動で大変革したハリーの価値観

その1年前に配属になった店舗も低迷していたのだが、そこは別の意味で荒れていた。
最初に店舗に挨拶に行ったときにはスタッフから無視され、着任後面談をしたら15名中8名が退職したいと申し出た。
バックヤードではハリーの目の前で「だるー、早く帰りたーい」と足を組みながら大声を発する23歳金髪女子。
掃除はしているようでしていないし、ハリーが一人フロアの掃除機がけをしていても見てみぬふりだった。
詳しくは後日書きたいと思うのだが、ひたすら彼女たちの声を聴き、聴いたことはすべて行動に移し、変えられるものはすべて変えた。
すると1ヶ月後には足を組んだ金髪女子がみんなを先導して掃除の指示出しをしているのを目の当たりにする。

感動した。

その日から、この感動をもっと味わいたい。味わってほしい。と思うようになり未来のビジョンにピントがあった。

6ヶ月後奇跡が起こる

関東甲信越約700店舗の頂点に立つことになる。
その結果が明るみになったとき、笑顔が咲き乱れ、なんとも言えない幸福感で満たされていくのを感じた。

この感動が忘れられず、世界をこの感動で満たせたらどれだけの幸福感が広がるのか、生きている間に見てみたい。

信頼感の高まるコミュニケーション術は「耳+目と心」で「聴く」こと。

ただ、奥は深い。

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