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身長150センチ、ペーパードライバーでも大型特殊免許がとれました。

こんにちは。Haruです。

2008年から、東京で会社員をしていましたが、2020年秋に会社をやめて、地元北海道で農家をやっている叔父のもとで就農する準備をはじめました。

大きな面積で農業をやっていくには、やはりトラクターの力は必要です。(将来的には、不耕起をめざしていますが、まずは叔父のやり方も大切にしたい。悩みどころです。。)

トラクターを運転する際、畑の中だけであれば免許なしで運転可能ですが、公道を運転する際は免許が必要になります。

↓昨年耕した畑。下手すぎて緑の部分が残ってしまってます。泣。

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少しでも叔父の役に立てるよう、冬の間に大型特殊免許を取ることにしました。

私は身長が150センチしかなく、アクセルとブレーキにぎりぎり足が届くという状態。しかもずっと東京で車無しで生活してきたので、普通自動車ですらペーパードライバーです。

それでも何とか無事免許取得できましたので、これから大型特殊の免許取得を考えていらっしゃる方の参考になればと、簡単に経緯をまとめてみました。

また、教育訓練給付金の制度も利用しましたので、そのことにも触れたいと思います!

まずは全体の簡単な流れについて

給付金制度を利用する関係で、自動車学校の前後にハローワークで色々と手続きが必要でした。自分で調べながらの手探りだったので、もしかしたらもっと簡単なやり方もあったかもしれませんが、下記の流れで動きました!

・ハローワークで支給要件照会(しなくてもOK)
・キャリアコンサルティング
・ハローワークに受講前の必要書類を提出
・自動車学校に申し込み
・教習、卒業検定
・免許の書き換えをしてもらう
・ハローワークに給付金申請

給付金の種類もいくつかあるようなのですが、大型特殊免許は「特定一般教育訓練」に該当するようです。条件を満たせば、取得にかかる費用の40%(但し20万円が最大。4千円以下の場合は支給なし)が支給されます。

ハローワークで支給要件照会

教育訓練給付金の制度を利用したいと思ったら、まずは給付金の種類や支給の条件等を確認する必要がありますよね。

詳細は厚生労働省のサイトにも説明がありますが、なんだかわかりづらい。ということで、直接ハローワークに確認しに行きました。

ハローワークでは、「支給要件照会」なるものをすることができます。「支給要件照会」では、自分の受給資格があるか、受けたいと思っている講座が支給対象の講座かなどを確認できます。

今後の流れなどについても、教えてもらうことが出来たので、個人的には行ってよかったなと思っています。

ただし、受給の為に絶対に必要なものではなく、あくまで受給資格等を事前に確認するためのものなので、すでに受給資格等について明確であれば、特段する必要は無いです!

あと、ハローワークに行く前に、一つやっておいた方が良いのが、厚生労働省のサイトで、該当の講座(通いたい自動車学校とその学校の大型特殊免許のコース)を探すこと。
照会票に講座の詳細を記入する箇所があるので、事前に調べておけばスムーズです。

講座の検索は、下記の検索システムから探せます。「教育訓練講座検索システム」で検索しても出てきます。

ちなみに、わたしは大型特殊免許と、フォークリフトがセットになっているコースがある学校が近くにあったので、セットのコースで照会をしてもらいました。

特定一般教育訓練の場合、事前にキャリアコンサルティングを受けます

大型特殊免許の給付金は「特定一般教育訓練」の対象で、免許取得費用の40%分が給付対象となるのですが、支給額が大きくなる分、その人のキャリアに本当に必要な訓練なのかを判別するためか、キャリアコンサルティングを受けることになっています。

市町村等によって異なるかもしれませんが、事前に自分の経歴などを指定のフォーマット(ジョブ・カード)にまとめた上で、キャリアコンサルタントの面談を受ける必要があります(ネットで要予約でした)。

実際の面談では、何でその資格を取りたいのかを中心に聞かれました。コンサルの方もすごく優しくて、特に問題もなく終わりました〜。

ハローワークに受講前の必要書類を提出

キャリアコンサルティングが終わったら、そのままハローワークに必要書類一式を提出します。

必要書類等は、ハローワークで教えてくれますし、厚生労働省のリーフレット等にも記載されています。

マイナンバーを記載する必要のある書類もあるので、お忘れなく!

提出が終わると、後日「受給資格確認通知書」が郵送されてきます。(これもハローワークによって、対応が違うかもしれません。。)

自動車学校に申し込み

ようやく自動車学校へ申し込みです。
ハローワークから郵送された「受給資格確認通知書」も忘れず持参します。

申し込み自体は書類を記入するだけなのですが、申し込みの前にどうしても聞いておきたかったこと。。

「身長が150センチなのですが、足届きますでしょうか?」

受付の人も「え??」って感じでしたが、責任者の方にも確認しにいってくださり、「今まで届かなかった人はいないから、大丈夫ですよ〜」と優しく答えてくださいました。余計なお手間おかけしすみません。。

あとは、教習予約をして終わりです。

普通自動車の時の感覚で何回も乗るのかと思いきや、6回練習をして卒業検定です。検定も全て自動車学校のコース内で実施されます。

教習へ

初乗車で一番心配だった足については、ぎりぎり届き何とかなりそう。ペダルを踏むとかかとが浮いてしまっていたけれど、そこについては特段何も言われませんでした。

あと、車はマニュアルだと勝手に思っていたのですが、オートマです。なので、ペダル操作は簡単です!

運転自体も思ったほど難しくなく、授業の予約が入れられるのであれば、あまり時間をあけずに乗って、そのまま検定に挑むのが良いかなと思います。私は、3日間教習の間をあけてしまった期間があり、やはり運転感覚が若干鈍ってました。

事前に「大型特殊免許 検定」とかで検索して、ブログ記事とかYoutubeの動画とかを見ておくと、試験のことも想像しながら実習をうけられるので、良いかなあと思います。

卒業検定

大型特殊の場合、チェックされる項目が少ないこともあって、一時停止を無視するなど、致命的なミスをしなければ受かると聞かされていました。

緊張もしたけれど、最後の教習で何回も試験のコースを練習できたので、無事卒業できました!前日にyoutube見ながらイメトレもしていたので、それも良かったかも。

運転免許試験場で免許の書替えをしてもらう

卒業検定を無事合格すると、自動車学校から書類をもらえますので、そちらを持って運転免許試験場に行きます。

免許書替えのために手数料が3,800円かかりました。泣。

視力検査と写真を取ったら、あとは交付を待つのみです。平日に行ったのですが、1時間くらい待たされました。他の方のブログとかも探してみましたが、1時間くらいは待たれているかたが多いように思います。

ハローワークに給付金申請

私は、大型特殊免許とフォークリフトがセットになっているコースでしたので、フォークリフトの講習も全て終わってからではありましたが、講習が全て終わると、自動車学校から書類をもらえます。

その書類を持って、再びハローワークへ。

書類自体に不備がなければ、1週間から10日くらいで支給・不支給決定通知書が届き、指定した講座に振込されます。実際の入金確認をして終わりです!

色々と手間はかかりましたが、40%分の費用を負担してもらえて金銭的にも助かりました。トラクターはマニュアルなので、まだまだ運転の練習は必要ですが、安全運転で頑張っていきたいと思います。

別日で受けたフォークリフトの講習については、こちらにまとめましたので、もしご興味があればどうぞ。

少しでもこの文章がお役に立てていれば幸いです。読んでいただきありがとうございました。

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