season

その背中に背負ったものを
少しだけここに置いていきなよ

その足の向かう先には
確かな明日が広がっていて

君は歩いていくんだ
あたしのいるここを 振り返ってはいけない

さよならと言った君を ただ見送ったわけじゃない
さよならと言った君を 追いかけられず立ちすくんだ
葉桜の下で

あれから少し あたしは歩いて
それを追い越すように季節はまた巡り

この足はまだ頼りなく
道のない道 歩いてるけど

あたしや君の人生が
儚く戻らないものであるのならば
とどまることをやめようと思った

さよならと言った君を ただ見送ったわけじゃない
さよならと言った君と いつかまた笑えるように
この道の先で