見出し画像

なぜ映画を好きになったのか

僕は映画が好きだ。年間で100本以上、多い年では200本くらい観ている。
子どものころは、こんなに映画が好きではなかった。

金曜ロードショーや土曜プレミアムなどは観ていた気がするが、日常的に映画館に行く習慣はなく、数年に一度、家族や友達と一緒に行く程度だった(たしか、ロストワールドとかスター・ウォーズ EP3とか、マトリックスリローデッドとかを観た記憶)。

高校生くらいまでは、僕と映画の距離感というのはそんな感じだった。
こんなにも映画が好きになったのは、いつからだろう。

映画を好きになったきっかけは、いくつか思いつく。

それは『グラン・トリノ』をなんの予備知識もなく観て、「なんだこの映画…やばすぎる…よくわからないけど、絶対に俺の知らないなにかが背景にあって、それが画面から滲み出てることだけは感じる」と衝撃を受けたことかもしれないし、ニコニコ動画を漁っていたときに、『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』の映画時評コーナー「シネマハスラー」を偶然見つけて、「映画ってこんなにも深く観ることができるんだ…!」と感銘を受けたときかもしれない。

どの順番で、自分が映画好きになるきっかけが起きたのかは覚えていないが、間違いなく上述した経験は、僕に影響を与えてくれた。

僕は、自分が映画好きになって本当に良かったと思っている。

人生を通じて、映画ほど時間をかけてきた趣味はおそらなくない(ゲームもけっこう時間を使ってると思うけど)。

映画の世界は深く、歴史は長く、作品数は広大で、映画産業は混沌だ。

いくらでも、この世界を掘り、楽しむことができる。一生をかけて深掘っていける趣味だと思う。

僕は、僕を映画好きにしてくれたすべての経験に感謝している。

本当にありがとう。こんなにも素敵で、ワクワクして、涙を流し、興奮し、戸惑い、心の底から楽しいという気持ちにさせてくれる文化の魅力に気づかせてくれて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?