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再びスタート!

前回、1年以上かかったスゴロクのゴール見えそう!ってなったのに、UFOキャッチャーのクレーンのようなものにスタートに戻された感じの私。
映画のザスーラのような…ジュマンジのような…

病名はわからない。でも、
・インスリン抵抗性
・血管作動性の消化管ホルモンなどの過剰分泌
・高炭水化物が憎悪因子の可能性
この情報をもってスタートに戻った。

そして、相変わらず検索が大好きな私は鬼検索を始めた。
『自宅より15km圏内の内分泌が診れるクリニック』

10件くらいにしぼって、そこからGoogleの口コミを片っ端から読み出し、★5はスルーして、『★1の口コミが許せるか、許せないか』という、Amazonや食べログで毎回やっているマイフィルターを実施。

が!!!ある病院だけ、口コミが★5しかない!!なぜに?!
病院はそもそもクレームが多く、虫の居所が悪い人は★1なんて普通につけているから、あるもんだと思ってたけど、なんでここはないんだ?!

口コミを全部読んでみても、先生が患者さんに対して親身だという事、丁寧、親切、患者目線、話を聞いてくれるなどなどの言葉が並んでいて、どなたも「先生に出会えてよかった」などが書かれている。

なんで最初から私はここに行かなかったんだろ…

これをこの後、何度も繰り返す事になる。

でも、石橋を叩いて叩いて叩きまくって、これでもかーと叩きまくる私なので、先生の経歴や所属している学会をざっと確認。
文献やセミナーでのテーマなどから、どういった研究をしているのか、ちょっと確認。何が得意とか、そういったものを知るために。
先生がらみのもので、医療系雑誌の悩み相談に答えているページが一番気になった。そこには、患者さんの未来の生活、結婚とか出産とか、家族との事とか大切に考えている様子をみて、この先生は患者さんの人生まで考えてくれているんだな…と思った。

とはいえ、疑い深い私はまだまだ検索。
そしてクリニックのHPを隈なく見る。アクセスや院内の設備は私の中では比較的どうでもよくて、先生の人柄が一番大切!!

そこで見た『院長紹介』のページの『挨拶』が本当に素敵だった。

一人ひとりの生活があること…
家族や大切な人がいたり…
何か不安を抱える時もある…
思い描く人生があるということ…

これ、挨拶に書く人いる?いた?
自分の経歴や専門を書いて終わっている所が多い中、私の中では挨拶に患者さんの事はもちろん、患者さんの家族やこれからの人生についてふれている人は間違いない!と思っている。

ちなみに、メッセンジャーでやりとりした日本一だと言われている先生の紹介の所にも患者さんの悩みに向き合っている様子が書かれていた。

「もう!ここしかない!」確信しかなかった。
すぐにネットで予約。
ここは患者さんとじっくり話したいという事で、予約のみとなっていて、枠も無理がない感じがしたので更に好印象!

予めフォームの備考欄に今の症状と、αGI薬の処方希望という事や、薬のアレルギーがある事、そして今までの経緯などを書いた。
先生は診察前に患者さんの予習をするので、参考になればと…。

当日は雨だったので、「幸先悪いな…」と思った。
今まで、精神疾患扱いしかされなかったので、人間不信というか、医者不審になりまくっているので、気がつくと吐き気と眠気が強くなっていて、血圧も165に上がってしまっていた。(朝135)

到着すると数人待っていたがすぐに終わり、待合には私しかいないので、私の番のはずが10分ほど待たされた。
というのも、受付で紹介状か、検査データなど何かありますか?と言われたので、メッセンジャーで前医に送ったものと同じ物と、その先生とのメッセージのやりとりにあった、薬の事が書いてある所と、データからわかったインスリン抵抗性…などの部分にマーカーをひいたものを提出した。

呼ばれて部屋に入ると真っ先に
「遅くなってごめんなさい。資料読むのが遅くてごめんなさい。」と言われた。こんな謙虚な先生が今までいただろうか…びっくりしながら今までの経緯と、前医の見立てなどを話すと、どんどん質問がきて、それにどんどん答えていった。

「先生(前医)の見立て通りだと思います」

やっぱりか…
というか、それを理解してくれた人は先生で二人目。

「どこの病院も精神科へ行けって言って…精神病みたいに…」と私が言うと「それは絶対にない!」と断言してくれた。
もうこれだけでも涙が出そうだった。ここに来てよかった。

薬は前医の通り、αGI薬が有効そうだけど…入院して試さないと怖いと先生。
「ごめんなさい。私は怖くて薬が出せない…」
わかってる。私も怖いから。「大丈夫です。そう思ってましたから。」

先生は2つの大きな大学病院でダメだった経緯から、他の病院を探してくれて、そこには凄腕のアレルギー専門医が着任したと思い出してくれた。
そしてそこへの紹介状をすぐに書いてくれて、予約までとってくれた。

見えないバトンは確実に次に繋がっている。
まだスタート!これからだ!頑張ろう。

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