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【習慣】自然の中にアートを見つける~ウィリアム・モリス~

私のスキな作家にウィリアム・モリス(1834-1896)というイギリスのデザイナーがいます。

彼は非常に才能豊かで、多方面で結果を残しいまなお影響を与えている作家です。詩人でもあります。一番有名なデザインはサムネイルにも貼った「いちご泥棒」です。
さすがタイトルも詩人ってかんじですよね。

鳥がいちごを加えたこのデザインはモリスの代表作です。背景の草花の様子もみごとですよね。この自然の中からモチーフを探し出し、デフォルメしてデザインに落とし込むという作風はのちのアール・ヌーボー(新しい芸術)というデザイン様式を生み出すきっかけとなっています。

今でこそ歴史的偉人のように思われているモリスですが、1960年代にアメリカで起きた、アール・ヌーボーのリバイバルが起こるまで忘れ去られた存在だったようです。

近年の日本でもマスキングテープとしてリメイクされたり美しい書籍が出版されていたりと今なお注目されています!
安いしかわいいのでオススメです。


デザインやアートで大切なものは観察

美術の世界で、平面の分野で視覚的に最も大事なものをあげるとしたら

・色彩

・構図

・形

この3大要素祖ですね。細かくすればいくらでも細かくなりますが、大きく分けるとこの3つです。

そしてこの3つを導きだすのに不可欠な要素が観察です。

そしてこの観察について今日はフォーカスしていきます。

デッサンなどでも特にこの観察は重要視されます。
モリスの優れたデザインのもとになっているものは、自然への観察とリスペクトです。

植物などは日常のあらゆるところで見かけます。都会であっても全く緑を見ないということはないと思います。もしあまり見る機会がないという方は、お花屋さんなどで花を定期的に購入するなども素敵だと思います。

自然界にはデザインの黄金比と言われているものが多くあります。自然界にあるものが黄金比なのだとも言えますが、すべてが完璧か?というとそうでもなくて微妙なズレはどこにでもあります。

そうしたあいまいな部分も含めて自然のおおらかでパワフルかつ多様性に富んだ色や形に仕組みなどは今までもこれからも我々に多くのインスピレーションと癒しを与えてくれると思います。

今回のアートリテラシーを高めるアクションプランは、

自然が周りに多い人は…
・散歩をする

あまり周りに自然がないという人は…
・花を買って飾る

というアクションをオススメします。
自然から受け取れるものは意識してみると多いです。
デッサンやデザインの勉強をしているいないに関わらず有益なのでぜひやってみてください。モリスのデザインなどを見る目も変わると思います。

ではまた!

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