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心理学はもともと○○だった件について

皆さん、こんにちは!haruです!

ここ最近【心理学】というワードを目にする機会が多くなりました。

本屋さんやSNS,Youtubeのおすすめにも出てくるほどに。

その中で、皆さんこんなことを考えたことはないでしょうか?

「いや、もともと心理学ってなんやねん」

と。

今回はそんなもやもやを持たれている皆さんと一緒に

・心理学の定義って何?

・心理学ってもともと何なの?

というのを「自称」心理学マニアの私と一緒に見ていけたらと思います!

※このnoteを読むうえで間違えているところなどがありましたら、ご教授してただけたら幸いです。

<心理学の定義って何?>

まずは質問です!

「心理学というとどんなイメージを持たれますか?」

人によっては、「あ!人の心を読むやつだ!」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。


が、これは実は大きな間違いみたいなんです!(心理学を学んだからと言って人の心を読めるようにはならないみたいですよ…)

では、心理学の定義とは何なのか?

ヒルガードの心理学によると…

「行動と心的過程を扱う科学研究のこと」

なんです!

ちなみに心的過程とは、

人が無数に存在する情報を処理する中でどのように心が変化をしていくかという感じと個人的には捉えています!

つまりは、

心理学=人の行動と心がどう変化をしていくのか科学的に研究する学問

というわけです!

<心理学はもともと○○だった?>

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さあ、心理学の定義は

心理学=人の行動と心がどう変化をしていくのか科学的に研究する学問

でしたね。

では、心理学の歴史はどのように変化していったのでしょうか?

実は心理学の歴史は古く、紀元前4世紀~5世紀の古代ギリシア時代まで遡ります!

この頃の有名な方といえば

・ソクラテス

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・ソクラテスの弟子プラトン

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・プラトンの弟子アリストテレス

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この方々たちが「認知的枠組み」(考えたり記憶したりする心理的過程)の重要な要素を作ってくれました。

一方、人の行動や体については

・医学の父ヒポクラテスが生理学を用いて考えていました。

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ヒポクラテスは、

「脳ってなくなったら体が動かなくなるんだから、どのように体をコントロールしてるんや…」

という観察を行いました。

これが神経心理学の基本にもなっていきました。

一方この頃の心理学では、

A「人は生まれながらにして現実に対する理解と知識を備えて生まれてくんだよ!だから人の能力は生まれながらだ!」

B「何言ってんねん!人の能力は経験を通してつかんでいくもんやねん!」

という今も疑問に思っていることをこの時から議論されていました。

この論争を「遺伝ー環境論争」と呼んで

Aさんの意見を「生得説の見方

Bさんの意見を「経験説の見方」と呼ぶようになりました。

ちなみに生得説の見方は今「情報処理的枠組み」として

経験説の見方を「連合主義心理学」(心は感覚を通して入り、それが連合された概念によって満たされていくもの)を生みました。

この頃はどちらかというと

心理学は哲学で考えようぜ派と行動ってどのようにしてるんだろう派に分かれていた印象ですね…

それから時は進み、19世紀後半には

「心も行動も科学的な分析ができるんじゃない?」

という発想が生まれここから心理学は

哲学的なもの→科学的なもの

という今の心理学の基礎的な考えが出てきました。

その中で

内観(自分の近くや思考・感情の特徴について観察して記録する)

という哲学から引き継いだ概念を使って心的過程を研究する人も出てきました。

そして20世紀初めには

構成主義(レモネードの味も甘味・苦味・冷たさに分けるんじゃね?派)

機能主義(環境に合わせて機能するために心はどうやって働くんだろう?派)

という学派が登場、この学派の影響で心理学は大きく発展しました!

しかし、1920年それに代わるように

行動主義(意識ってプライベートなものなのにそこを科学的な心理学に持ってくるのは違うんじゃ?それだったら行動はいろいろな人に当てはまるからそっちを研究しようぜ!)

ゲシュタルト心理学(見たり聞いたりするのは刺激によって形作られる構造と体験によるものだ!)

精神分析(無意識が行動に影響している!)

というのが台頭してきました

このころは「自分で観察して自分で記録する」

というのにもどかしさを感じていた心理学者が多くいたため特に行動主義は広くバズリ、「行動主義者」を呼ばれるようになっていきました。

そこに対抗するようにゲシュタルト心理学や精神分析が出てきたのですが、行動主義の力は凄まじくなっていき、これは第二次世界大戦以降まで

「意識より行動じゃー!」が続いていきました。

第二次世界大戦以降、電子機器の発展などが重なり

一気に科学的・分析的な分野というのが強まっていったのです。

その中で

「あれ?今までのやつは限定的だったな…」ということが明らかになっていきました。


そこから、20世紀後半には

情報処理理論(人を1つの情報処理装置として見るぞ!)

心理言語学(言葉を真面目に心理学的分析するぞ!)

神経心理学

の3つの分野が大きく発展し、この

「ものを考える過程をしっかり考える」というのは心理学の広い分野にとんでもない影響を与えたので

「認知革命」と呼ばれるようになり、今でも多くの心理学分野に拡大していっているとのことです。

<まとめ>

今日は心理学のって何?というのと心理学の歴史について皆さんと見ていきました!

その中で「じゃあ、今の心理学はどんなものがあるの?」ということはまた次回皆さんと見ていきたいなと思います😊

では、また次回もお暇な時間にお会いしましょう!

<参考文献>

「ヒルガードの心理学第16版」



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