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偽りのヒーロー

幼い頃の私はヒーローが大好きだった。

悪を懲らしめ、困った人たちを助け、世界を救う。

世界から悪がいなくなれば平和な世界が待っている

ヒーローが世界を平和にしてくれる存在なんだ!

でも、実際 本当にそうなのだろうか?

あるときこんな話を聞いた。

ある人 同士が仲が悪い

Aさんは自分に合わない人を敵とみなし
言動や態度でとことん攻撃をするタイプ

Bさんは合わない人には合わせないタイプ

この2人が揃うと 緊張感が走る

空間にピリピリした雰囲気が漂う

楽しさはどこへやら。

まるで戦場のような環境であった。

ある日 周りも分かるような口喧嘩をし
ここから、2人は完全に引き裂かれた

時が経つとBさんは期間を終えて
この場を一足先に去っていった。

AさんはBさんが居なくなって
どこか嬉しそうであった。

これで争いが終わると思っていた。

でも、それは少し考えが甘かった。

Aは自分に合わない人は敵なのだ

Bさんがいなくなってから

気に入らないことがあればまた新たな敵をつくり
その人を攻撃しては、勝ち誇ったかのようにしている

その姿はまるでヒーローのように

でも、そのヒーローはみんなのヒーローではなく
自分の中のヒーローを作り出しているのである。

私が小さい頃に見たヒーローではない

目の前にいるのはただの正論を振りかざす偽物

まさに偽りのヒーローだ

世の中には色んなヒーローがいるのだ

誰かを救おうとすれば誰が犠牲になる

何が正しくて、間違っているか

その境界が曖昧になる

しっかりと考えたいと思った。

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