慶應義塾中等部 2020年 算数

こんにちは。

我が家のベランダを散歩コースにしているらしく毎日やってくる猫に、名前をつけてしまった八重です。もう、名前はまだないとは言わせません。

早速ですが、今日は慶應義塾中等部 2020年 算数 大問7 を解いていきたいと思います。

https://www.kgc.keio.ac.jp/

ちなみに慶應義塾中等部は、東京都港区三田にある私立中学校(共学)で、偏差値は、男子:74 女子:77(首都圏模試センター)です。

問題

1個180円のシュークリームと、1個220円のプリンがあります。シュークリーム5個のセットだと800円で買え、プリン6個のセットだと1200円で買えます。さらに、シュークリームとプリン2個ずつのセットだと650円で買うことができます。例えば、シュークリームを5個買う場合、シュークリーム5個のセットで800円で買うこともできますし、1個180円のシュークリームを5個で900円で買うこともできます。次の問いに答えなさい。

(1)5000円以内でプリンを少なくとも5個買うとき、シュークリームは最大何個買えますか。

(2)シュークリームとプリンを合わせて50個買って、代金がちょうど10000円になるような買い方を考えます。この条件の下で、プリンをできるだけ多く買いたい太郎君は、プリンを『ア』個買いました。また、同じ条件の下で、シュークリームをできるだけ多く買いたい二郎君は、シュークリームを『イ』個買いました。『ア』、『イ』に入る数を答えなさい。


解答

(1)5000円以内でプリンを少なくとも5個買うとき、シュークリームは最大何個買えますか。

プリン、シュークリーム共に、セットのほうが安いので、なるべくセットで買います。

シュークリームのみのセットだと、180✕5ー800=100 より、100円お得です。

プリンのみのセットだと、220✕6ー1200=100 より、こちらも100円お得です。

プリンとシュークリームのセットだと、

(180✕2+220✕2)ー650=800ー650=150 より、150円お得です。

よって、なるべくプリンの数はプリンとシュークリームのセットで稼ぐべきだとわかります。

プリンは少なくとも5個買わなくてはならないので、プリンとシュークリームのセットが2つと、ばら売りのプリンを1つ買います。

650✕2+220=1520 円

残ったお金は、5000ー1520=3480 円

3480円のなかで、なるべく多くシュークリームを買います。

3480÷800=4…280 より、 5個セットのシュークリームが4セット買えます。

280円の中で、1個180円のシュークリームは1つしか買えないので、

最終的に買えるシュークリームの個数は、

4+5✕4+1=25 より、 25個


(2)シュークリームとプリンを合わせて50個買って、代金がちょうど10000円になるような買い方を考えます。この条件の下で、プリンをできるだけ多く買いたい太郎君は、プリンを『ア』個買いました。また、同じ条件の下で、シュークリームをできるだけ多く買いたい二郎君は、シュークリームを『イ』個買いました。『ア』、『イ』に入る数を答えなさい。

まず、太郎君について考えます。

太郎君はなるべく多くプリンを買いたいので、まずはプリンしか買わなかった場合を考えます。

なるべくセットで買ったとき、1200✕8+220✕2=10040円 これは、10000円を超えてしまいます。

なので、50個のうち全てがプリンということはありえないとわかります。

では1個ずつプリンを減らしていきましょう

プリンが49個、シュークリームが1個のとき、

プリン6個セットが8つと、バラのプリンが1個、シュークリームを1個買うと、1200✕8+220+180=10000 円

ピッタリ10000円になったので、アは49です。


二郎くんについてはとても難しそうなので、明日解きます。

それでは今日はこのへんで終わりにします。お疲れさまでした。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。







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