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教育について考える

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人間らしさと、人工知能について考えたこと~ChatGPTを活用した高校での授業実践~

人工知能は便利なものなのか?それとも人間の思考を低下させるものなのか?そんな議論を耳にすることが多い昨今です。 人工知能が良いものか、それとも良くないものか、わたしにはそれをはっきりと言い切れる知識はないのですが、ただ、新しいものを避けるのではなく、それに対して積極的に向かっていった方が人生はおもしろくなるような、そんな気がしています。 わたしは先月、福井県あわら市の高校である金津高校で、ウェブサイト制作についての授業実践をしてきました。 初学者が基礎のコーディングから

居場所とは何かという、答えのない問いに対して。

金木犀の香りがしてきそうな季節。 わたしが運営する10代のためのテクノロジーの居場所「まぜテクネ」に訪れる子どもたちも、"創作の秋"と言わんばかりにデジタルクリエイティブに励んでいます。 まぜテクネがあるのは、福井県あわら市の田園風景の中に佇む新郷小学校という場所。小学校と言っても、7年前から少子化の影響で休校中となっていて、その一室である旧職員室・校長室を利用して、まぜテクネは運営しています。 2024年4月に正式オープンしたこの施設には、毎週月曜・水曜・土曜に小学校

マイノリティ、マジョリティ論。

わたしは、10代が自由にテクノロジー創作できる居場所「まぜテクネ」を運営しているのですが、マイノリティとマジョリティの、比率の調整って大事な気がするんですよね。 マイノリティって少ないからマイノリティなわけで、マイノリティが多い空間だと、彼らはマイノリティではなくなります。 同時に、マジョリティもマジョリティでなくなる。 多いほうが強くなりがちだから、様々な面でマジョリティは強く、マイノリティは弱くなりますが、そもそもマジョリティもマイノリティもない空間だと、対等や平等

10代のためのテクノロジーの居場所「まぜテクネ」プレオープン中

わたしは、テクノロジーの居場所「まぜテクネ」を運営しています。 2月から3月にかけてはプレオープンということで、毎週土曜日10:00-17:00に10代が自由に来館し、デジタルイラストやVtuber制作、3D制作などのテクノロジー創作活動を楽しんでいます。 今日は、そんなプレオープン中のまぜテクネの様子をご紹介します。実際にまぜテクネに来館した気分で楽しんでいただければと思います。 開館前ここが、まぜテクネのある場所。福井県あわら市の新郷小学校です。長閑な田園風景の中に

女子を惹きつける、テクノロジー教育コンテンツのつくり方。

わたしは、「まぜテクネ」という10代が無償利用できるテクノロジーの居場所を運営しています(まぜテクネの理念や目指すものについてはこちらから↓)。 1/28にまぜテクネとして初のイベントを開催したのですが、予想を大きく超える反響があり、特に女子を惹きつけるイベントとなりました。今日は、そのイベントの内容や、女子が興味を持つコンテンツの作り方について紹介していきます。 女子を惹きつけたいと思った理由「まぜテクネ」という名前の由来は、いろんなテクノロジーや人、そして地域・社会を

テクノロジーの教育格差を、どう埋めるか。

テクノロジー格差が生まれる理由子どもがテクノロジーを習得する機会に、格差があってはならない。 こんなことを言うと、「確かにその通りだ」とおそらく誰もが同意する一方で、耳障りの良い理想を語っているようにも思われるだろう。 実際、過疎地域に住む子どもや、学校に行かない子ども、家庭環境に恵まれない子どもにとって、そういった機会を得ることは難しいのが現状だ。 何かしらのハンディキャップ(この言葉はあまり使いたくないが、事実としてそれに近いもの)をもっている子どもたちにこそ、「テ

自然教育が、地方創生に繋がるかもしれない。

自然に親しむ教育について、少し考えてみたい。私は学生時代に、子どもたちが身近な自然に触れ合う教育について研究をしてきた。そのことについて振り返りつつ、自然に親しむ教育が地方創生に繋がる可能性について考察していきたい。 幼少期の経験が、一生記憶に残る自然との想い出というのは、不思議と人の心に残るものだ。特に、幼少期から小学校低学年のうちに、自然と親しむ体験をさせておくことで、それが原体験となり、身近な自然に対する興味・関心の育成につながる可能性があるのだという(「理科学習の基