読書感想〜からまる〜

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『からまる』
千早茜

全7話の連作短編集
そのどれもがからみあっていて、タイトル通りにまさに『からまる』だった

どの話も日常の中の絶望・堕落から希望が差し込む流れ。闇→光のような構成で読んでいてグッと締め付けられる苦しみから解放されていく感覚がとても良かった。

日常生活の中で、張り巡らされる人間関係
時に近く、時には遠く関係なさそうな人とも、もしかしたら生きるヒントや希望を与えてくれる存在がそこにあるのかもしれないですね
絡み合う網の目のような人間関係も、悪くないのかもしれない

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