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読書感想〜星を掬う〜
今回の読書感想はコチラ
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『星を掬う』
町田そのこ
ボロボロになった私が住むことになった場所は
私を捨てた母の家だった
そこで様々な心の傷を負った女性たちとの生活が始まる。
彼女たちは自らと向き合い、前へ進むことが出来るのだろうか…
タイトルでイメージしたよりも、かなり重い内容でした。
一貫して問われる「人生は誰のものか」
作品を読むまでは、自分の親はやはりいくつになっても「親」であり、1人の人として人生をどう感じているのかなど考えたことがありませんでした。
私は過不足なく親からの愛情を与えられていると感謝すると共に、親孝行とは別に対人としてどう立ち振る舞ってきたかを考えるきっかけにもなりました。
主人公の母親は病で記憶とともに自我を失っていく
そんな彼女との幼き日の美しい記憶を思い出す様を
タイトルに込めているようで、読後に改めてグッときました。
素晴らしい一冊でした
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