読書感想〜特殊清掃人〜

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『特殊清掃人』
中山七里

孤独な最期を遂げた家主の部屋を清掃する特殊清掃人
部屋にはすでに遺体すらない。ただそこにあった遺体から流れ出た体液など処理をし、遺品整理も受け持つ仕事内容
こういう仕事もあるんだと、ちょっと衝撃でした。
誰もいない部屋、そこから生前の様子・想いを察していく主人公たちの姿はまさに「究極のヒューマン・ミステリー」
死者の声なき声をここまで拾ってくれるなら、死者も残された者も嬉しくもあり、怖くもあるだろうな


[読了短歌]

ただ一人
無念のなかで
逝く人の
部屋の汚れと
想いも流す

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