読書感想〜俺ではない炎上〜
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「俺ではない炎上」
浅倉秋成
前に読んだ「六人の嘘つきな大学生」が面白かったので今作も期待してました
SNS、なりすまし、根拠のない情報の氾濫、無責任で傲慢な正義、炎上…
題材は興味深く、身に覚えのない犯罪に巻き込まれる主人公・泰介の逃走劇には緊迫感もありました。
なにより一番は、自分の思っている「他者からの評価」と実際の他者からの評価の隔たりの大きさを知ってしまった時の恐ろしさ。
SNSでのデマよりも心をえぐられる状況ですね。
これらを踏まえ、SNSに対しての自分なりの思いなどを頭によぎらせながら一気読みできたのですが、どうにもオチが腑に落ちずでした。
作品は面白かったし、作者のテクニックは流石だなぁと思ったんですけどね
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