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メトロポリタン美術館に行ってきました~おすすめしたい3つのエリア~

昨日、メトロポリタン美術館に行きました。世界3大美術館の一つ、300万点以上の作品を誇る、その想像以上の規模と迫力に圧倒された6時間。
以下、3点、私が特に印象に残った展示を記します。

1.中世・近代ヨーロッパ文化展示

装飾品の煌びやかさ、豪華絢爛な貴族文化には圧巻。帝国時代に、世界中の植民地や属国から金銀の資源を吸い取り、また自国の民衆からもすべての富を吸収した、貴族・王族の富と権力の集中を象徴する数々の煌びやかな展示に魅了されてしまいました。当時のパリのホテルの一室をそのまま再現した部屋や、王族の寝室など、照明や絨毯や壁の装飾全てにおいて、もう、「豪華」の一言。誰もが憧れる夢のような空間でした。

2.モネ・ルノワール・ゴッホの絵画

筆の動きやタッチ、細かい色使い、繊細に捉えた光や影の動き。一つ一つの絵が味わい深くて感動してしまいました。そして、絵の世界に入れそうなほど、その世界の音や風や香りを感じられそうなほど、写真より現実より全てがリアルで不思議な感覚。例えば、人の表情一つとっても、頬の赤らみからは温度を、肌のふくらみからはその柔らかさを、目の中の光からはその優しさや愛などの感情を、想像できてまるで生きているかのよう。美術にはそこまで詳しくないけれど、やはり何年たっても世界で評価されている絵は、その「価値」があるんだなと全身で体感しました。

3.世界文明(エジプト・イスラム)

とにかくずっと、世界中を、時空を超えて冒険できたよう。紀元前のエジプト文明の展示にも思わずため息をもらしてしまった。ミイラを入れる霊廟に描かれた美しい絵。霊廟の箱にここまで丁寧にきめ細やかな絵を描くなんて、当時の死者復活が信じられていたことを実感する。イスラム文明は、幾何学模様や青を基調とした明瞭な色使い、造形美に魅了されてしまった。とにかく世界中の古今東西の文明が終結されていてまったく飽きない空間づくりに感動しました。

最後に、とにかく広くて展示が多くて、1日あっても回り切れないほど。
私は開館同時のAM10:00に入ったものの、出たのは16:00。
6時間がっつり見ましたが、実はまだ見切れていないのが事実。
何度も訪れたい美術館です。
是非、皆さんもNY旅行の際は行ってみてください。

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