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駆け出しUIUXデザイナーがGoogle UX デザイン プロフェッショナル認定証を取得を目指して頑張っている話 その1 (Coursera)

転職して5ヶ月が経過した駆け出しUIUXデザイナーです。
新しいベンチャーな職場でのデザインというか、調査というか、仕事の進め方というか、デザインの領域を圧倒的に超えた業務に日々(まあ楽しくも)悪戦苦闘し、帰宅後にはどうぶつの森へと日々現実逃避している今日この頃。

今日はCourseraというオンライン学習サービスでゲットすることができる、Google UX Design プロフェッショナル認定証の話について書き始めてみる。

このプログラムの受講をしたきっかけは、純粋に、UIUXデザインプロセスの体系的な基礎知識、全体感を学ぶため。私は最近、ベンチャー企業のUIUXデザイナーに転職したわけだけれど、元々は広告制作のグラフィックに携わっていた人間なのでUIUXデザインに関する知識が乏しい。いつかの大学の講義で少し触れていたくらい。
また、人のリソースも限られたベンチャー環境だと、どうしてもデザイン以外の仕事の領域が多くなっていって、デザインを実践的に学ぶ機会も制作会社よりは多くないし、純粋なデザインからはちょっと距離を置きながら働く感じになりそう。デザインの基本にちゃんと軸足を置いておく意味でも、プログラムの履修をしてみることにした。

プログラムは7コースあるのだけれど、そのうちの前半の2つのコースが終わったので、振り返りがてらざっくりの概要を並べてみた。ちなみに、人によるけれど、推奨値としては大体6ヶ月くらいで全てのコースを終わらせていくらしい。2つのコースに2ヶ月半かけている私は恐らく1年くらいかかりそう、、(後半の方が内容は重いと思われる。)

コース1のFoundations of User Experience (UX) DesignはUXデザインに関わる知識を広く学べるコースになっている。概要としては以下のような感じ。

  • プログラム全体の流れ

  • プログラム全体を通して制作なポートフォリオの作品について: 

  • UXデザイナーの働き方や種類について

  • 人間中心設計とデザイン思考について

  • ユニバーサルデザインやインクルーシヴデザインの基礎知識

  • デザインスプリントの基礎知識

  • デザインリサーチの手法

  • デザインやリサーチをする上で気をつけたいバイアスについて

コース1は実践演習も少なく、割とサクサクと進めることができる。ただ実践は少なめと言っても、動画教材の合間に教材の内容を復習するための問題を解いたり、少し複雑なリーディング教材の後には、それの復習の意味を込めたミニゲーム式の教材に取り組んだり、常にインタラクティブにコース1も進むようになっている。

コース1を履修終了すると、UXデザイナーを名乗るにあたって理解すべき、今後深掘りしていくべき、一般的な知識の全体像が見えてくるような感じ。
大企業とベンチャーのUXデザイナーを比較すると、それぞれ働き方や求められるスキルが違うとか、デザインリサーチの手法のひとつであるインタビューや文献調査は、それぞれやるべきタイミングが異なるとか、なんかリアルだなあと感じる内容もちょこちょこ登場していて面白い。

教材は英語なので英語がネックになる人も多いと思うけれど、感覚で読めるくらいの難しさであるような気がする。ちなみに私も「英語が得意です!」と言える人間ではなく、抵抗感は人並みにある方だけれど、コース1を終えてコース2の中盤に入るくらいには、当初よりかなりスラスラと、抵抗感も少なく読めるようになっていた。今はもう、なんならこのプログラムを受ければ英語の勉強にもなるし、プログラムが終了する同時期にTOEIC受けようかなくらいの気持ち。

コース2以降は、コース1で登場したデザイン思考のフレームワーク【共感・定義・アイデア創出・プロトタイプ・テスト】に沿って進行していく。
コース2のStart the UX Design Process: Empathize, Define, and Ideateの概要はこんな感じ。

  • 一つ目のポートフォリオ用の作品の主題を選ぶ

  • デザイン思考のステップ1「共感」についての概要

  • リサーチについての基礎知識

  • デザイナーがインタビューを実施するときの方法 (準備の仕方、ユーザのリクルートの方法、どのような質問をするかの選択)

  • 共感マップの知識理解・作成

  • ペルソナの知識理解・作成

  • ユーザーストーリーの知識理解・作成

  • ユーザージャーニーの知識理解・作成

  • デザイン思考のステップ2「定義」についての知識理解

  • 「共感」フェーズの中で見えたユーザの問題と、それに対する仮説を提起する

  • デザイン思考のステップ3「アイデア創出」についての知識理解

  • アイデアを出すための手法について(競合監査、「How Might We」フレームワーク、スケッチ)

コース2は、コース1と比べるとボリュームがアップした印象。このプログラムでは7コースを通して、入社だ転職だに役立つレベルの、2つのポートフォリオ掲載用の作品を作るらしい。そのひとつが、モバイルアプリの作品で、その制作課題がコース2からスタートする。

デザイン思考のフレームに沿って教材理解とポートフォリオ用のデザイン制作を進めていくわけだけれど、コース2の初っ端ではまず、自分が作るアプリのテーマを定める。ここでは、コンセプトとかターゲットを決める必要は全くなくて、制作アプリのキーワードを選出するくらいのかなりライトなイメージ。というのも、教材の中に「アプリのテーマ自動生成プロンプト」みたいなものがあって、そのボタンをポチッとすると自動で作るべきテーマを出力&決定してくれるようになっている。
ちなみにその時私が選んだテーマは「オーガニックドッグフードの成分表のアプリ」。自分が納得するというか、やってみたいなと直感的に感じるテーマが発生するまで、無限に生成してくれるから(とはいえ1000種類とかっていってたかな、、)、何かしら興味を惹かれるものには出会えそう。「パン屋のバイトシフト管理アプリ」とか「結婚式場の予約アプリ」とか「ホームセンターの在庫管理アプリ」とかもあった気がする。

テーマを決めた後は、ガシガシ教材を進めていくのみ。このプログラム、各教材を進めるにあたって都度制作していく①ワークシートと、本チャンの②ポートフォリオのフォーマットがあって、①に取り組んだ後に、②に同じ内容をより①を要約しながら整理していく、みたいな流れになっている。それらを提出しないと次に進めない、ってことではないので、仕事をしながらの平日はリーディングと動画視聴系の教材を進めて、余裕のある休日に制作系の課題を進めるという流れができてありがたかった。しかし実は私は①をとりあえず全部進めたけれど、②の整理は置き去りにしているので、コース3をスタートする前にコース2の分は取り組もうと思っている、、

全てのコースの履修を修了するためにはあと半年以上かかるような気がしているけれど(多分、帰宅後の夜のどうぶつの森時間を学習にあてればもっと早く終わるんだけれど。)、時間がかかってもいいから一度全部をやりきりたいなと思う。

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