発声障害改善に向けて試したこと

発声障害になったかもしれない

2017年のある日、声が突然出しづらくなります。

人と話す時、人に何かを伝えようとする時、
声の出し方に違和感を感じました。

「あれ?なんか声が出しづらいな・・
 喉に詰まる感じがある・・・」

喉の奥の方がとても狭く感じて、
声を無理矢理出しているようでした。


息苦しく酸素が足りない感じもありました。

そんな違和感が数ヶ月間続き、
『声を出す』ということは
当たり前に出来ないんだ。

と思うようになりました。

自己診断ではありますが、
発声障害になったと思ったのはこの頃でした。

年々、声を出すことに対しての違和感が増し、
すでに5年経ちました。

症状は現在でもありますが、

本記事で紹介する
「発声障害改善に向けて試したこと」を実践して以前よりは断然良くなったと感じています。

発声障害で見られる症状

まず、発声障害で見られる症状はこちらです。

・声が枯れる
・声が詰まる
・声が震える
・発声が弱々しくなる
・声がガラガラと荒れる
・声がまったく出なくなる

私の場合は、1番最後の
・声がまったく出なくなる
以外は全て該当しています。


発声障害はなかなか理解してもらえない症状です。

「なんで声が出ないの?」

「声が出せないって?」

と言われたこともあるかもしれませんし、

心の中で『声が出せないってなに?』
と思われてるんじゃないかと気になったりしますよね。

大勢の人の前で話す時だけでなく、

対面して相手と話す時や、
電話の時ですら
この症状は襲ってきます。

自分では制御できるものでもなく、

突然声が詰まってしまいます。

声に意識が集中してしまうと、

声を発することがますます困難になります。

声が出ていないと思うと、
さらに喉が詰まり、それが気になり出すと、
負のスパイラルの始まりです。

本記事は、
声が出しづらくなってしまい、
周りの人には共感してもらえずに悩んでいる人向けの記事です。

私が実際に試したメンタルトレーニングやボイストレーニング、視点を変えた改善に向けた方法などを記載してあります。

私の場合は、元CDデビュー歌手ということから

音楽活動を辞めた後でも「歌って欲しい」という依頼が何度もありました。

・結婚式
・忘年会
・イベント事
・お祭り
・カラオケのトップバッター など

知り合いともあり
なかなか断ることも出来ずに発声障害になりながらも大勢の前で何度も歌うことになってしまうのです。

当然のことながら、イベント当日までに症状が治ることはありませんでしたが、

本記事で試した方法の効果もあったのか、
多少は、聴ける歌声だったようです。

しかし、後日録画した映像を見ましたが、
自分では、
音程が取れなかったり、声が詰まったり、
息継ぎが上手くいかず苦しそうになっていたところも多々ありました。

発声障害の種類

発声障害には、色々種類があるようです。

・心因性発声障害
・痙攣性発声障害
・機能性発声障害
・緊張性発声障害

それぞれ症状が違うようですが、
私が感じる中で症状は大まかな分類でいうと同じように感じています。

精神的な原因が強いように感じます。
*医学的な症状の違いはわかりません

「発声障害」という症状を聞くことがないかもしれませんが、

日本だけでも全国に推定で6%、750万人ほど発声障害の方がいるといわれています。

そんな大勢の中に私も入っています。

この記事に辿り着いた方は、
発声障害でお悩みなのかもしれませんね。

冒頭でも言いましたが、
周りの人になかなか理解してもらいづらく、
克服する方法もなかなかわからないという、
かなり厄介な障害です。

私も7年前から苦しんでいます。

私なりに1番酷かった時期よりは良くなったと感じていますがまだまだ改善はしていません。

本記事に書かれていることで、
改善に向けてプラスの効果になったことは間違いありません。

少なからず歌声は上手く発声が出来なかった時よりかは断然良くなっています。

そんな私の「発声障害改善に向けて試したこと」をご紹介したいと思います。

発声障害克服への何かのキッカケになったら幸いです。

これからは有料記事となります。

「発声障害改善に向けて試したこと」

ご購入ありがとうございます。

早速ですが、
私はまずはメンタル面の意識を変えることからはじめました。

私の経験上、精神面から上手く発声ができなくなってしまったと感じています。

小さなことかもしれませんが、意識することにより改善・克服に繋がる糸口が見つかるかもしれないと私は色々試しました。

メンタルトレーニング

■声を大きく出そうとしない


知らない間に声を大きく出そうとしているかもしれません。

こんな風に感じたことはありませんか?

声が出しづらい、声が詰まる、声が枯れる

↓

声が小さいと勝手に感じる

↓

大きな声で話そうとする

余計に声が出しづらい、声が詰まる、声が枯れる

↓

まだ声が小さいと勝手に感じる

↓

さらに大きな声で話そうとする

この負のスパイラルが始まってしまうと、
もう頭の中は発声障害のことで頭がいっぱいになってしまいます。

その場からいなくなりたくなるものです。

こう考えたらどうでしょうか。

「自分の声は相手にちゃんと聞こえている」

無理に大きい声を出そうとするとやはり喉へ負担がかかり、声が枯れやすくなります。

息継ぎもアップアップ状態になります。

無理せず大きくだそうとしなくていいのです。

大丈夫です。
あなたの声はちゃんと聞こえています。届いています。

■声が治ると思い込む

私は朝起きてすぐと
寝る前にこう自分に言い聞かせました。

「声はもう治りました!
昔のように普通に声が出せるようになりました!」

と自分に言い聞かせていました。

これは前祝いの法則で、
事前に祝うことで、その現実を引き寄せてるということです。

引き寄せの法則といった方が馴染みがあるかもしれませんが、

強く思い込んだり、口に出して言ったりして未来にある現実を引き寄せます。

若干スピリチュアルな感じもしますが効果があったと思います。

毎朝晩、鏡で自分の顔を見ながらこう言うのです。

「声が昔のように戻りました。
 すっかり治りました!
 ありがとうございます!」

すると心と体が治ったかのように声がスムーズに出ることがあると思います。

前もって治ったことを祝って、昔の声を取り戻しましょう。

■脳に「大丈夫」と信号を送る

脳に「大丈夫、怖くないよ」と信号を送ってみましょう。

何言ってるの?と思われるかもしれませんが、

声を出すのも脳が信号を出しています。

僕はこう思いました。
声を出すことを脳が怖がっているんだ。と

そのせいで声を出す時に、喉が締まったり息苦しくなったり、視界がボヤけたりと色々な拒否反応を出しているんだと。

じゃあ実際に脳に信号を送るってどうやるの?
となりますよね。

医学的な効果は実際にはわかりません、
ごめんなさい。

でも、脳は自分自身なので、

目を閉じて心臓に手を置き
「大丈夫、大丈夫、怖くないよ。声を出しても大丈夫だよ。怖くないよ。」
と自分自身に小声でいいので言うのです。

脳からの信号を正常に戻しましょう。

■緊張しないようにする

1人の時は普通に声を出せるのに、人と話す時になると声が出しづらくなる場合は、

やはり知らない間に緊張をしてしまっているのかもしれません。

仕事上や知らない人と話す時ならまだしも、
家族や友人など気の知れた間柄でも発声障害の症状は現れてきます。

何かしらの過去からのトラウマだったり、恐怖感から緊張してしまい喉の筋肉が硬直していたり、アップアップ状態で息継ぎをしていない、もしくは浅い息継ぎになっていたりします。

緊張しなくて大丈夫です。

家族ですよ。友人ですよ。
そんなに緊張することはありません。
緊張しなくて大丈夫なんですよ。

まず話す前に落ち着いて、ゆっくり呼吸をしてから話し始めるのです。
どうですか?案外普通に声が出せていませんか?

■ちゃんと声は出ています

声が出ていないと思って、
さらに頑張って声を出そうとしていませんか?

相手からすると案外しっかり声が聞こえていたりするものです。

妻に「今の声普通だった?」と聞くと
「別に普通だったよ」と返答がきます。

そう言ってもらえるだけでもかなり安心し、メンタル的に安堵な気持ちになりますよね。

声が出ていないと思っているのは自分だけかもしれません。

スマートフォンの機能を利用して
声を録音して聞いてみるのもいいでしょう。

思っているより声は普通に出ているかもしれません。


■目に入った物の名前と感想をいう

例えば、自宅に帰ってきたと同時に目に見えた物の名前と感想を独り言します。

「ただいま。はい、おかえり。

 はいスイッチ、ポチッと押すと電気が付きます。

 はいスリッパ、だいたい右足から履きます。

 はいドア、ドアノブ使うと扉開きます。」
などと独り言を言うのです。


囁くのではなく普通の声の大きさくらいで言葉に出します。
1人で何も考えずに声を出していると普通に声を出せるはずです。

人と会話することにより発声障害を誘発してしまうことが多いと思います。
まずは1人でいる時に普通に話せるようになりましょう。

■家族と話す


配偶者や恋人、自分の子供や親など近しい人と話すことで今まで通りに話せることもあるでしょう。

やはり心許せる人と話すと自然な対話ができるかもしれません。

声を意識してはダメです。声を意識すると声が出しづらくなります。

あくまでも自然に、
心の内から話しているイメージで話してみましょう。

改善へのヒントが何か見つかるかもしれません。

■環境を変えてみる

環境をガラリと変えるのもいいです。
・住む場所
・働く場所
・付き合う人
・考え方
・選ぶもの
・食べるもの
・着る服

女性に至ってはお化粧の仕方も変化して見るのもいいでしょう。

今までの何かしらの不安・恐怖感・トラウマなど発声障害になってしまっ経緯を取り払う意味でも環境をガラリと変え、

新しい自分を見つけ出して自信をつける意味もあります。

■気にしない

やはり発声障害になった原因はメンタルが強いと思います。
今から色々と気にするのをやめましょう。

人にどう思われているのだろう。と気にしすぎると脳が勝手に拒否反応を起こすのかもしれません。

メンタルの維持はとても大切です。

私の場合ですが、
自宅で1人、なーんにも考えずに無心状態で声を発すると普通に発声、発音、息継ぎすることができるのですが、

人前で話す、誰かに伝えるなど自分以外の人を目の前にすると、思うように発声が出来なくなります。

さらにひどいのが、
人前で話すなど、誰かに伝えると想像してり、イメージした時点で思うように発声が出来なくなってしまいます。

無心で自宅で1人歌の練習をしたり、ライブMCのトークの練習をしていると発声障害になる以前のように話すことができるのですが、

お客さんがいるのを想像したり、上手く伝えようとしてしまった時点から声が出なくなります。

自覚症状ではありますが、脳で考えてしまった時点から発声障害が起きてしまい、
脳が声を出すことに恐怖を感じていたり、怯えていたり、過度に緊張をさせているように感じます。

若干話はズレますが、
お酒を多く飲んで気が大きくなってる時や、体調が悪い時など、声を出すことを意識していない時は普通に声を出すことができます。

ボイストレーニング

声を出すトレーニングも並行してやり始めました。


■緊張をほぐすトレーニング方法


上を向いて発声がしづらい言葉や苦手な行を言い続けます。

例えば、
「さしすせそ、さしすせそ・・・」
「たちつてと、たちつてと・・・」
と連続して言い続けます。

口や喉や顎周りの力を抜きながら、発声しながら上向きから徐々前向きにしていきます。

途中でつまづいてしまったらまた上向きの始めから行います。

これは自分がどの位置で声が出しづらくなるかを理解するためにやります。

繰り返し何度も行うことで、自然と改善へつながるはずです。

■舌の緊張をほぐすトレーニング方法

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