守るために運命を自ら決めたエレン
まっけいです。
最近また空き時間で進撃の巨人を読み返しているんですけど、結末を知ってて読み返すとまた一つ感慨深くなることがありましたので書かせてもらいます。
9つの巨人の力の継承者は13年という寿命を背負わされます。
エレンの持つ巨人の力の次の継承者を決める際
ミカサ・ジャン・コニー・サシャそれぞれが「僕だ」「私だ」と述べながら意見をぶつけるこのシーン。
ここでの継承=計り知れない責任と運命を背負わされ、エルディア人の未来のために尽くすこと指します。
みんなの意思を一通り聞き終え
エレンは誰に決めるのか。
そこで放たれた言葉がこれでした。
「俺はお前らに継承させるつもりはない」
「お前らが大事だからだ。他の誰よりも…だから…長生きしてほしい」
*
最終巻で明かされますが
エレンはこの時点で自分の運命を決めていました。
「自分の力を誰にも継承させず自らがミカサに殺されることで、他の全エルディア人を救う」
コレは始祖ユミルの根本的な願いでもありました。
つまりエレンはあの時
ここにいる仲間以外にも継承はさせない。
このまま継承させる限り未来で仲間の誰かが犠牲になる運命からは逃れられない。
だったら自分でこの運命を終わらせる。
ここで全てを断ち切る。
こう決意していたのです。
そこから出た言葉があの言葉だったのです。
言った後に照れてる様子が本当に泣けてきます。
*
ミカサに首を切られるその瞬間まで
全員と敵対していたエレン。
自分が諸悪の根源だとみんなに印象操作して
迷いなく自分を殺しに来てほしい。
そのシナリオのためには、自分を産んだ母親でさえ未来操作で殺したエレン。
書いてて泣きそうです。
また一からじっくり読み返したいと思います。
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