見出し画像

自分のために

先週の23日にバルセロナに戻ってきた。バルセロナで、3ヶ月滞在して家族と過ごしながら、リモートで仕事をしている。バルセロナは何も変わらない。相変わらず長閑な街だ。ここは日本とは価値観も時間の流れも違うから、ハラハラすることばかりだ。

私はいつも何かを不安視しているとろこが常にあってそれが癖になっている。いつも何か焦燥感や不安感を抱えて長いこと生きてきてしまった。
それは、日本で生きてきたからという訳ではなくて、自分の癖だ。
だが、東京で長く仕事をしたり、生活していると何か、国民性なのか急いでいたり、不安になっていたり(マスクを外さない国民)、幸福を感じにくかったり(本当にそうか?)、完璧を求めすぎたり、お客様は神様主義だったり、とにかく、面倒なことが多い。根っからの面倒くさがりな私には、日本の面倒な事務作業ほど嫌なものはない。(言うほど何もしていませんが)

いずれにせよ、スペインに来るとどれだけ、日本が陰気くさくて、内向きで、小さいことにこだわり過ぎる面倒ばかりの作業が多い国かですぐに気づく。逆に、スペインはあらゆるものが機能不全で、いい加減で面倒な人間たちで構成される国かすぐに分かる。

何より、仕事への概念が違う。
日本は仕事=人生を掛けて一生懸命やる自分の生きがい
スペインは仕事=仕方なく、でも楽しく適当にやるもの

なので、スペインは日本人が取り組みような真剣な感じで仕事に取り組む人は皆無だろう。ちなみに、これまでどんな仕事をしても楽しいと思ったことはなかった。仕事に楽しさを求めるのは、そもそも愚問なのだろうな。

じゃぁ、スペインに来て何がいいかと言うとですね。
誰も真面目に仕事せずに、毎日をのんびり楽しんでるスペイン人たちの社会に、ちゃんと仕事をしている自分(少なくても自分だけはそう思うようにする)を身を置くと、「俺すごいじゃん。ちゃんと仕事しちゃってるじゃん!」という自分への幻想をみることができます。

日本ではみんな真面目に働いています。
なので、極端なM体質でない限り、笑顔の人は少なくみんな不幸そうです。
しかし、スペインや恐らく南米ではみんな仕事をしていません。

ですので、日本で「俺はなんてダメなやつなんだ・・」「俺なんて何の役にも立っていない」「成果が出せない」と悔やんでいる人たちは、働いていないその日暮らしを楽しくしている人たちの中に身を置くと安心できます。

日本で燻っていて、いつも不安に駆られていたり、自分に自信がなかったり、自分を卑下してしまうような私みたいな人は、アフリカやブラジル、スペイン、南米、フィリピン、タイ、インドネシア辺りに行って日本と同じように仕事をしたらそれなりに楽しく生きられる気もします。

外国人に比べて、私を含めて日本人はやはり内向きでインディペンデントな人たちが大半だろうから、一人でもそれなりに楽しめるものさえあれば、働かない人たちの中にいた方が気が楽だ。もちろん、周りでワーカホリックで常に働いている人たちと切磋琢磨するのも楽しい選択かもしれない。

人のことには関心ない。
関心があるのは自分だけ。変化こそ全て。
何が面白くてつまらない仕事を続けているんだ??
それでいいのか?

バルセロナに来てもこんな考えが大体頭の中で繰り返されてる訳だから、
もう治りませんね。この癖は。

関心ごとはだいたい宇宙なのも変わっておりません。

それでは皆様ご機嫌よう♡


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?