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勢いで沖縄に移住した話 #1

コロナが流行するほんの少し前、私は陶芸がやりたくて東京から沖縄に移住した。


・はじめまして、沖縄

移住の話の前に私が初めて沖縄に行った時の話を少し。


それは、19歳のとき。
10代最後に一人旅に挑戦してみようと思い立ち、石垣島と竹富島、波照間島に行った。

その頃は今ほどソロ活が取り上げられていなかったし、一人旅をすることは自分の中では結構勇気のいることだった。

飛行機の便、宿の予約も自分で初めてとる。わくわくドキドキだった。

一人旅は、その日の気分で好きなところに行ける。さいこー!
現地では他の一人旅の人たちとの交流もあり(グループで行くより一人の方が他の人と交流しやすいと思う)この経験は今思い出しても、とても貴重なものだった。

時間の流れがゆっくりで穏やかな沖縄が好きになり、それから毎年のように沖縄本島や離島、八重山諸島に行くようになった。

・沖縄行きが決まる

沖縄が好きではあったけれど、住みたいと思ったことはなかった。

では、なぜ沖縄だったのか。
それは働ける陶芸工房を探した時、見つけたところがたまたま沖縄だったからである。

あたたかくて穏やかな環境で仕事ができるのはいいかもなあ、というふわっとした理由でとりあえず体験就業という形で一週間弱、働きに行った。

同年代が何人もいたし、楽しくやっていけそうと思えた。
東京に戻る前に働く意思を確認されて「働かせてください」とすぐに返事した。

あれよあれよと約1600キロ離れた場所への移住が決まった。          

焼き物のことを沖縄の方言で、やちむんという


・フットワークが軽かった訳じゃない

ここまでの内容だと私が躊躇なく行動している様にとれてしまうけれど、元々臆せず色んなことに挑戦するタイプではなかった。
むしろ、色々考えると不安になって行動に移せなくなってしまう方だった。

そんな私が初めてのことに挑戦できるようになったのは、勢いで行動することが出来るようになったから。

お金のこと、一人暮らしの不安、引越しの荷物・・・あれこれ先に考えていたらもしかしたら移住をやめていたかもしれない。

頭であれこれ考える前にアポをとり、飛行機のチケットを取り、後に退けない状況を作った。

それと、一人旅をする様になって失敗やトラブルに慣れたのも良かった。
命の危機に晒されることや人に迷惑をかけることでなければ、多少上手くいかなくてもどうにかなるという自信がついた。

何かに挑戦したいけど勇気がいる時は、やりたいと思ったそのときの勢いに任せて一歩踏み出している。
もっと考えた方が良かったとたまに後悔することも出てくるが、人生経験が豊かになったと思うことにしている。



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