介護福祉士国家試験に想う
皆さんこんにちは。
今日は介護福祉士の国家試験が開催されたそうです。
私自身の話をさせていただくと、15、6年前に試験を受けました。
学生時代は本当に勉強が嫌いでした。
よく徹夜をして勉強したと言う同級生の話を聞きましたが、とても自分には考えられませんでした。
今振り返ってみると、自分自身の人生の中で一番勉強したのは、社会福祉士や介護支援専門員ではなく介護福祉士だったように思います。
今ではなくなってしまいましたが、自分たちの頃は筆記試験に合格すると実技試験と言うものがありました。
これまたとても緊張します。
大勢の人が体育館みたいな所に集められ、その中で100人位の人が順番に呼ばれて、さらにそこから30人ぐらいずつ教室のようなところで問題を渡されます。
それを確かでは無いのですが15分から20分位で頭の中でシュミレーションをします。時間が経つと問題は回収され、さらに10人ぐらいの人数が呼ばれて別の教室の前の廊下に並ばせられます。
ここからが緊張のマックスです。
廊下で待っている間、教室から今現在実技試験を受けている人たちの声が聞こえてくるのです。
ちょっと汚い話ですが、緊張しすぎて吐き気をもようしたのを今でも覚えています。
自分が受験をしたときの問題が、椅子に座っている方を車椅子に移動して、そこから段差を越えてその先にあるレクリエーションをすると言うものでした。
モデルの女性はとても若い高校生位の方でした。車椅子から椅子に移動するのは少しお手伝いが必要な方(確かどちらかの不全麻痺だったかな)で、車椅子に移動した後に深く腰掛けてもらうために後から体勢を直すのですが、それまた別の意味で焦りました。
介護の経験がある方ならわかると思うのですが、基本的にボディメカニクスと言うのは体を相手に密着させるので後からその女性の前腕部分を引き上げるので、ちょうど胸のあたりに手が当たってしまうのです。
普段なら密着をさせるのですが、ちょっと遠慮してしまいました。
問題を最後まで終わらせることができませんでしたが、結果的には合格をしていました。
これは私自身の今の現場にも生きているのですが、雑なのが嫌いなのですね。
私が管理をする事業所に新人が入社するといつも言っていることがあります。
時間がかかってもいいから一つ一つ丁寧にケアをすること。初めから速さを求めないこと。
試験の時も制限時間の中で、後から体勢を直す動作以外は(笑)全て適切に行ったと思っています。
Twitterでフォローをさせてもらっている皆様のツイートから今日は介護福祉士国家試験の日だと言うことを知って、久しぶりにnoteを書いてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
受験生の皆様、本日は大変お疲れ様でした!
まずはゆっくりお休みください。
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