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初めて多肉植物の発根管理に挑戦した話#2

そんなこんなで、我が家にお迎えした、ピグマエア。

今回はその発根管理の方法を備忘録として。

初心者が何を、、、と思う方もいらっしゃるかもしれないけれど、

グラキリスやアガベのような大人気の種と異なり、こんな情報化社会なのに調べてもあまりその発根管理方法が出てこないのだもの。

自分自身不安になったものだからこそ、どこかのピグマエアの発根管理をする方の一助になればいいななんて思ったりしているわけだけれど、あくまで、自分で調べた情報とお店で聞いた情報をもとに自分でアレンジした方法なので参考までに。

①主根処理
最初は主根の折れてる物や腐敗してる部分を切っていく。と言っても、今回購入したものについては、お店の方が持ってくる時点でかなり選別したものだそうで、一通り根の周りを確認したがこの工程は必要ないと判断した。

②オキシベロン漬け
みんな大好きオキシベロン!植物ホルモンが含まれていて、発根を促進してくれる。漬ける時間や濃度、消毒液を含めるか否かに関しては色々な説があるけれど、今回僕が取り入れたのは薄めの濃度に長時間、そして消毒液を含める方法で配合は下記の通り。

オキシベロンキャップ1杯+水1L+ダコニール8滴
漬け込み時間:24時間

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③乾燥
薬剤への漬け込みが終了したら傷がつかないようにキッチンペーパーで水気をとって、

ルートン:ベンレート=1:1

でよく混ぜ合わせたものを主根に隙間なく塗布し、しっかりと乾燥させる。


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④用土について
用土に関しても特に配合に対してはたくさんの説があって、迷うところ。
元々多肉植物は乾燥気味にした方が良いと言われているけれど、次の3点を踏まえて土の配合を考えた。

・殊更冬型の塊根植物は根腐れを起こしやすいと言われていること。
・植物の根は水のある方向に向かって伸びる性質があること。
・水耕栽培の方が発根スピードが速いと言われていること。

ということで、保水性と排水性のバランスの良い赤玉硬質土、同じく保水性と排水性のバランスがよく、なおかつ耐久性のある鹿沼土を配合することにした。割合は下記の通り。

赤玉硬質土(中粒):鹿沼土(中粒)=4:1(鹿沼土は酸性によっているため、少量)


⑤植え込み方法
土の配合が完了したらいよいよ植え込み。乾燥後、カビの原因にもなることがある粉流水で洗い流して除去した上でバランスを見ながら植え込む。

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⑥灌水
植え込み後は、発根に集中してもらうために光や風などの刺激は与えないようにし、その上で、最初の1週間は基本的に毎日灌水し、水の循環を作り発根を促した。

⑦管理
そしてとても大事なのが温度管理する。僕のような一般人にはなかなか用意のできない温室代わりに、爬虫類用のヒーターを活用するのがおすすめ。加えて、カメラのレンズ用ヒーターを鉢の周りに使い、鉢内温度を30〜40度に維持できるようにした。

そして1週間…ドキドキの発根確認。

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は、発根してる…………!!!!!

こんなにちょろっとしか出ていないけれど、そこには確かに命が感じられて、大きな喜びがあった。(そんな書きっぷりだけど、喜び、飛び跳ねてたわけで)

発根したとはいえ、まだデリケートだとは思うので、少しずつ通常管理に移行する予定。経過はまたここに書こうと思う。

このピグマエアに似合う鉢も探さなきゃな。。。。

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