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正社員ではなく派遣を選ぶ理由

派遣生活を続けて約1年半。

派遣でいることのメリット・デメリットをご紹介。

また、派遣に向いている人もご紹介。

【メリット】

・時給制で働いた分だけ稼げる

・住み込みのため余計な出費がない

・残業が少なく、自分の時間を確保しやすい

・就業までのプロセスが短く、最短翌日から就業可能


【時給制で働いた分だけ稼げる】

正社員の場合、時給ではなく固定給が多数。場合によっては残業代も込みの固定給(込み残業)が設定されている会社が多い。しかも、ボーナスももらえないという会社も多数存在する。一方で派遣の場合は、パートやアルバイトと同様に時給制であるため、自分が働いた時間分の給料はしっかりともらえる。残業になると尚更残業手当が支給されるため、取りっぱぐれがない。また、多数の派遣会社のHPで公表されているため記載するが、派遣の時給はパートやバイトに比べて高額。私が今まで働いた派遣先では平均して¥1,100の時給だった。


【住み込みのため余計な出費がない】

出費面に関しても、なかなかの好条件が多い。ほとんどの派遣先で住み込みなため、家賃は0。また水道光熱費、Wi-Fiの利用料も0。食費も0。場所によっては低価格での負担を求められる場合があるが、私は今まで負担したことは一度もない。正社員やパートだと、家賃負担や食費負担もあるが、派遣は免除される。つまりは、生活していく上で出費が0。自分の好きなことに給料の全額を使用できる。

家賃や光熱費がかからない分、月の手取り額は社員よりも多い時がある。


【残業が少なく、自分の時間を確保しやすい】

日本でも最近では残業を減らす、または0にする運動が起きているが、実際はそうではない会社が多い。そのため、どうしても残業というものは日本で働く上では避けられない。しかし、派遣の場合は違う。先にも述べたが、派遣の時給は高額。残業させるとなると、尚更だ。管理者側だとどう考えるだろうか。派遣は定時で帰らせて、社員を残す選択をするのが一般的だろう。私が経営者でもこのような判断をするだろう。つまりは、派遣は基本は定時で帰宅できるのだ。それでも、飲食店では締め作業で残業が課せられる場合もあるが、それはそれで高額な残業代を稼げると思えば、時間を無駄にしたとは思わないだろう。


【着任までのプロセスが短く、最短翌日から就業可能】

ここまで、金銭的なメリットをお伝えしてきたが、ここでは、仕事に着くまでのメリットをお伝えする。みなさんもバイトや正社員での仕事を探したときに経験したと思うが、とにかく仕事を始めれるまでの期間が長い。履歴書を送って、書類選考にかけられ、面接があり、採用が決まる。これが通常の流れだ。正社員の場合は、2次3次面接があり、最終的に社長面接があるところも存在する。仕事をしたいと思って、履歴書を送ってから採用まで、平均して1ヶ月はかかる。正社員の場合はもっとかかるだろう。

今すぐ仕事をしてお金を稼ぎたいと考えている人にとっては、この期間の長さは苦痛以外の何者でもない。

しかし、派遣は違う。派遣会社に登録して、仕事を紹介してもらい、すぐに仕事に着ける。最短で翌日。平均で1週間で派遣先から返事が来るため、比較的早めに仕事を開始することができる。

派遣会社に登録するのは初めての人には少し億劫かもしれないが、とても簡単だ。しかも、派遣先とのやりとりは全て派遣会社がやってくれるため、余計な面接がないのも利点と言える。

派遣会社登録〜仕事開始までの流れは次回紹介する。


【デメリット】

・契約が短期

・不況時には真っ先に契約を切られる

・収入が不安定になる場合がある


【契約が短期】

正社員と違って、有期契約でかつ3ヶ月が平均した契約期間。契約の延長ができない場合は、次の仕事先を探さなければならない。


【不況時には真っ先に契約を切られる】

不況に陥ると、派遣切りが始まる。正社員と違って、契約を解除しやすく、人員整理をする場合は、真っ先に派遣が対象となる。どんなに有能でも、どんなに信頼があろうとも、本部の意向で簡単に首を切られる。そして、そのような場合は、他の職場の経営状況も大体同じなため、新たに派遣として紹介してもらえる仕事先がなくなることがある。


【収入が不安定になる場合がある】

先ほど、派遣は契約を切られやすいと言ったが、契約期間が残っているのに契約を切ってしまうと、派遣先が違約金を派遣会社や派遣社員に支払わないといけなくなる。それを避けるために、シフトに入れずに、契約だけ続けて、任期が満了するのをまつ会社もある。つまりは飼い殺しの状態。契約期間は決まっているものの、シフトにどれだけ入れるかは、派遣先の意向に任せるといったものが多く、派遣先は派遣社員をシフトに入れないことで、違約金を払う必要がなく、また時給も支払う必要がなくなる。こうすることで、事実上の派遣切りを行う。

こうなってくると、派遣は稼ぎが0になる。家賃や食費などは継続して無料だとしても、収入がなくなるのだ。もちろん、雇用保険に加入していれば最低保証の金額は国から支払われるが、平均して6万円。これが実体である。

私も、昨今のコロナの影響で、この飼い殺しの状態を3ヶ月味わった人間だ。3ヶ月契約の1週間目に、次週以降の経営状況が悪化し、正社員のみでシフトを回すため、派遣はシフト0の状態だった。この3ヶ月間の私の給料は1ヶ月6万円。生活に支障は出ないが、自分の好きなことにはお金は使えなくなった。


【派遣に向いている人】

さて、ここまで、派遣のメリット・デメリットを述べてきたが、世界的不況にならない限りは派遣でいる方が私は稼げると考える。

また、短期での契約が多数であるため、日本に一時帰国している人が派遣を利用するのも悪くない。実際、私は海外で生活している中で、派遣の存在を知った。

そのほかには、すぐにでも仕事をしたい方。今日、明日を暮らすための資金や家がない方。住み込みでの派遣の仕事はおすすめする。

正直いうと、私は、ホームレスで家がなく、お金もなく、携帯もない。明日暮らす場所もない。そんな状態から派遣で働くことで月30万円手取りで確実に稼げる状態まで復活した。今では、貯金もある。1年半前はここまで復活するとは正直考えもしなかった。

・今日、明日を生きるのも困難な方

・携帯を止められて、バイトに応募ができない方

・海外からの一時帰国で何らかの仕事を短期間したい方

・日本各地を回って仕事がしたい方

ぜひ、派遣での仕事を探してみてはどうだろうか。


次回は、派遣が仕事に着くまでのプロセスをご紹介する。


Harry

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