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子育ては「ハマるもの探し」の旅

子育てを見直す前に、自分自身を見直すべき

子供にはどんな才能があるのか。どんな道に進めば幸せなのか。それを考えるにあたっては、親が自分自身を見つめ直す必要がある。
過去を振り返って、自分にどんな才能や適性があったのかを知ろうとするべきだ。
重要なのは、あくまでも子どもの頃好きだったかどうか。子どもの頃好きだったことのほうが本来の才能を表している可能性が高い。

AI時代の子育て戦略 ページ36-39

「今の仕事」と「才能」は切り離して考える

特に注意すべきなのが、大企業に勤務するビジネスマンだ。彼らは自分の好きなことを自覚していない可能性が高い。とりわけ大企業では入社時に好き嫌いや適性を見ないまま人事部や営業部などに適当に配属してしまう。ともあれ、そうやって営業部に配属されて20年もキャリアを積んでくると、向いていなくてもそれなりに営業の実力はついてくる。本当は心の奥底で「自分に営業は向いていない」と自覚していたはずなのに、そんな声にはフタをしてひたすらがんばってしまう。そうやって好きなことを押し潰しているうちに、「俺って本当は営業が好きだったのかも」などと言い出すようになる。本当は会社に飼い慣らされただけなのに、「自分は陽気だし、外交的だし、営業向だった」などと自分に言い聞かせながら生きていくようになる。さて、そんな親の子供に限って、内向的で家にこもって一日中絵を描いていたりする。その姿をみて親は悩む。「自分は20年も営業一筋で社交的な人間なのに、なんでうちの子は内気で細かいことが好きなんだろう。全然似てないじゃないか」と。私に言わせれば、それはあなたの子供の頃にそっくりだということ。20年も営業の訓練を受けた結果、自分は社交的な性格だと思い込んでいるだけで、本当の才能は本を読むことや絵を描くことにあったのではないだろうか。すっかり忘れているかもしれないけれども、今あなたがしている仕事と本来好きだったことは全然別モノかもしれないl。そこのに注意してほしい。

AI時代の子育て戦略 ページ40


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