見出し画像

実践脳が主役、受験脳は脇役

学校や定期試験、受験を通して問題解決に取り組むことを繰り返し学びます。その過程で、問題解決や知識の応用に長けた思考スタイルを身につけます。しかし、社会に出ると実際の現場や実践的な状況では、問題の捉え方が重要な局面が多くあります。

1.受験脳と実践脳:問題解決の視点の違い

学校教育では課題発生型の問題解決に向いた「受験脳」を育てますが、課題設定型の問題解決に向いた「実践脳」を育む機会は少ないです。受験脳は与えられた問題を解くことに長けていますが、社会で求められる課題設定型の問題解決では、問題を自ら設定し、その解決方法を見つけ出す能力が求められます。

2.実践脳の胆力と脇役の噛み付き:問題提起の重要性

実践脳を持つ人は優れた成果を上げることができますが、胆力が必要です。なぜなら、課題設定すなわち問題提起をすると他者から批判を受ける機会が増えるからです。新しいアイデアを投げかけると、当然様々な議論が生まれ批判されることもあります。しかし、中にはあげ足をとるように噛み付くだけの人たちもいます。そう言った人は全体の視野を持っておらず、広い視野で職場や会社、世の中がどう進んでいくかを考えていません。問題提起できる胆力のある主役に対して噛み付いている脇役といえるでしょう。批判される人、噛みつかれる人こそが主役なのでしょう。

まとめ

目の前に発生する問題にのみ取り組む限定的な視点では、主役となることは難しいでしょう。主役を目指すなら、実践脳を鍛えて課題設定と解決方法の発見に挑戦しましょう。一方、脇役、名サポーターとしての役割を望むなら、受験脳のスキルを活かすことも重要です。ただし、どちらの思考スタイルも狭義の役割を果たすだけでなく、幅広い視野と柔軟性を持つことが大切です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?