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中位以下の争いが苛烈なJ1 その中でジュビロ磐田が残留するためには

ジュビロ磐田にとって正念場の試合、第28節ジュビロ磐田対コンサドーレ札幌の試合が直近に迫ってきました。

今季のジュビロ磐田は最低限の目標として残留できるであろう勝ち点40を目標としてきましたが、残り11節を残した段階でボーダーラインがもう少し上になる可能性が出てきました。

というのも、ほぼ2/3を消化した時点で通常は上位・中位・下位の3グループに分かれ、残留争いは下位6チームくらいになるのですが、今季は上位は5位のチームまでではっきりと分かれました(5位の勝ち点が46で6位が勝ち点38)。それ以下のチームが大混戦になっていて、中位と下位の分かれ目がはっきりしない混戦模様です。

18位にジュビロ磐田も2連勝できれば勝ち点34となり、中位を見据えられる位置にきますし、3連勝できるものなら勝ち点37で残留争いから抜け出せる可能性が十分あります。
逆に現在中位に位置するチームも連敗、3連敗してしまったら、一気に残留争いに巻き込まれます。

降格圏のチームと勝ち点10以上離れたチームは8位以上のチームなので、9〜18位までは勝ち点9以内にひしめき合っています。

9位以下のチームの難しさは、自分たちのスタイルを崩してまで勝ち点1に執着するほど切羽詰まった状況ではないけれど、自分たちのスタイルにこだわり切れるほど未来を見据える余裕もないという状況です。

ジュビロ磐田が残り11試合を4勝3分4敗の5分の成績でフィニッシュできれば、勝ち点は43になり、10位以下は勝ち点7の中にいてリーグの半数が調子がいいということはあり得ないので、10チームの内何チームが5分以下の成績になるのか、1勝1分1敗ペースから脱落するチームがどこになるのかが、今季の残留争いのポイントになります。

ジュビロ磐田はリーグ再開してからの成績は1勝1分1敗で、五分の成績となっています。次節が残り試合の中で唯一の順位が下のチームとの戦いです。
ここをきっちり勝つことで、降格圏を脱出できる可能性もありますし、2勝1分1敗と成績としても右肩上がりに行ける可能性が出てきます。

技術面や戦術面云々ではなく、現在の課題は走り負けているところだと思います。
攻撃時にボールウォッチャーになっている時間が多すぎるし、前の選手の動き出しが少なすぎますし、何よりスプリント数で常に相手を下回っています。

戦えているのか?本当に戦えているのか?

町田戦の敗因は色々あれど、試合の入りから飲まれてしまったところが大きかったです。
黄金期のような華麗なパスワークや勝者のメンタリティを求めるにはまだこのチームは若すぎます。
今のジュビロ磐田は、がむしゃらさが足りなすぎます。
仲間に対してもっと厳しい要求をし、責任感を持って戦って欲しい。
走行距離やスプリント数が全てではないことは分かっていますが、ヤットさんのようなスペシャルな選手は今のジュビロ磐田にはいません。
ならば、せめて走り負けないこと。
そこだけは徹底して次節の札幌戦は前半の頭から相手チームを圧倒して欲しいです。

そういう必死さが奇跡を生むのだと信じています。


最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ