ジュビロ磐田、第5節までの戦いで残留の希望は見えたのか?

昇格組が残留するためには第5節までに勝ち点5が必要と言われていましたが、今季からJ1のチーム数が20に増えたので、今季から通用しなくなるかもしれません。
しれませんが、ジュビロ磐田は第5節を0−1で落とし、ここまで1勝4敗の勝ち点3。得失点の関係で昇格組の中で1番下の順位となってしまいました。

とはいえ、2015年、2021年のJ1復帰1年目に比べると十分に戦えているという印象で、内容もそこまで悲観することはないのかなと。
試合を重ねるごとに、強度の部分でもついていけてますし、試合展開のスピードにも遅れているという印象はありません。

第5節のスタメンを見ると、11人中5人が新加入選手でまだ連携が噛み合っていない部分が何度も見られるので、第10節くらいまではハラハラを強めに見守る時期なのかなと思っています。
第10節を終えた時点で、3勝1分6敗の勝ち点10が合格ラインかなと。
第6節〜10節を2勝1分2敗の五分まで上げていければ、残留できるのではないでしょうか。

そのために必要なことは何か?

鹿島戦を見ていて新加入選手の長所はかなり出せてきているなという印象でした。
ペイショット選手は高さとキープ力、レオゴメス選手は守備力の強さ、平川選手は味方を使いながらゴール前に入っていく力、植村選手は去年からいましたよね?と思える程にフィットしている。
ストロングの部分はJ1でも十分に通用する印象です。

ただ、ストロング以外で味方との連携で補わなければいけない部分はまだまだだなと。こればっかりは時間がかかる部分なので、暖かな目で見守っていくしかないですね。
それに加えて、チーム全体でペイショット選手を90分持たせる戦い方を意識しないといけないなと。
あの体の大きさは武器であると同時に大きな負荷でもあります。今後の暑さや疲労からのケガに繋がりかねないので、高さで合わせるやり方と地上戦で崩していくやり方のバランスを改善していかないと終盤戦にペイショット選手がいないという事態にもなりかねません。

第5節までの試合を見て、相手チームよりも少しだけ足りない部分があるなと。
個の力もチームの戦術面でも。
今はまだJ1チームとの戦いにフィットすることへの注力があり、余裕を持ったプレイができていないなという印象です。余裕を持てずにいることでゴール前でほんの少しズレてしまう。全力で走って繊細なパスを送るのって非常に難しい作業で、ましてや90分間走り続けた中ではどんどん精度が落ちてしまう。

全力でやらないとついていけないというところが選手としての限界と言われるとぐうの音も出ないのですが、個人的な力の差を覆られるのもまたチームスポーツの面白さでもあります。
古川選手が入ると古川選手を活かすように周りが動くように、局地戦も全体も選手が味方を活かす方向に行けば、去年のジュビロ磐田のような奇跡を起こすことができます。

チームスポーツで大切なのは、熱量とベクトルがフィールドで一致していること。これが出来ているチームは本当に強いですし、黄金期のジュビロ磐田は個の力も確かにありましたが、チームの熱量とベクトルが高い位置で一致していましたし、それを厳しく求め合っていたチームでした。

現在のジュビロ磐田の立ち位置は、熱量とベクトルをお互いの良さを見つけながら擦り合わせている段階です。
強いジュビロ磐田を取り戻すにはまだまだ時間がかかりますし、今季のチームのポテンシャルを引き出すにもまだ時間がかかります。
昨年の序盤を成績をみて、ジュビロ磐田が自動昇格すると確信を持てたサポーターは少なかったと思います。
まだJ1への挑戦は始まったばかりです。
サポーターとしてジュビロ磐田の残留を信じ、勝利で喜ぶ試合が多くなることに期待しましょう。

このままチーム状態が上がっていけば、リーグ1/3が終わる頃には上位とは言いませんが、降格の順位からは抜け出せていると信じていますし、一桁台にいても不思議ではないと思っています。

なんにせよ久しぶりのJ1リーグを楽しみながら、ジュビロ磐田の試合を見守っていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ