子供に「時間がない急いで」という時に気をつけたい、たった1つのこと

「時間がないから急いで!」
朝の時間がない時についつい言ってしまう言葉。

子供はいつだって「今、ここ」を生きていますから、朝の支度をしていても興味のあることに引き寄せられていきます。
親は親の都合があるので、そんな子供を見てついイライラしてしまうことがあります。
そんな時につい言ってしまうのが「時間がないから急いで」です。

子育てをしていて確信しているのは、子供は常に親の役に立ちたいと思っているということです。特に自我が芽生える9歳までの子供は考えることなく自然にしてくれます。
子供にとって親は無条件で受け入れる存在であるため、親の影響が色濃いのは当然ですし、親の責任が問われるところでもあります。

それでも忙しい現代人にとって、どうしても親の都合が出てしまうのは仕方のないことです。
子供と生活していると計画立てて動くことは難易度が高く、余裕を持っていたはずなのに、なぜかギリギリになって時間に追われることが日常茶飯事。
毎朝毎朝、なぜこんなにも時間がないのかとストレスを溜めてしまい、朝からクタクタになってしまう方もいるかもしれません。

私も子供の予測不能の行動についイライラしてしまうことがあり、「時間がないから急いで!」と言ってしまうことがあります。
そんな時に、私が気をつけていることは「誰の」時間がないのかを明確にするということです。
時間がないのは誰なのか?
日常生活の中で時間がないのは、子供ではなく親です。
出社時間が迫っている中で、朝の支度をして送りに行く。
朝の支度も園に連れて行くのも、子供がしたいからしているのではなく親の都合でしていることです。

あくまでも生活の時間は子供が親に合わせているのです。

もしこれが大人同士だった場合、時間を合わせてもらっているのに、相手に対して怒ったり、罰を与えるようなことをするでしょうか?
大人同士の場合、こちらが予測不能な状況はなかなか起こらないですし、相手の都合を理解してくれるので、ほとんどは予測の範囲内で計画通りに進みます。
もし、予測不能なトラブルが起こったとしても、互いに力を合わせて解決し、計画になるべく沿うようにします。

それは親と子の立場でも実はそれほど変わらないのではないでしょうか。
子供は親のために見たいテレビを途中でやめ、自分の意思ではないところに行こうとしてくれます。
たとえ、親が想定していてた事とは違ったとしても、大枠で見れば子供は親の望んだ行動をしてくれています。

「(私の)時間がないから急いで」欲しい場合は、怒ったり罰を与えるというのは、人間同士の関係として果たして納得できる行動でしょうか?

私もついイライラしてしまいますし、焦って子供をなるべく早く行動に移すようにしてしまうことがあります。
今でこそ怒ったりはしなくなりましたが、長男、次男の頃は酷かったと反省しています。
誰が時間がなくて急いで欲しいのか。
自分が時間がないのなら、お願いするべきですし、お礼を言うべきです。
「お父さん時間がないから、ごめんだけど急いでもらっていい?」
となるべく穏やかな口調で言うようにしています。

ただし、主語が子供だった場合は、こちらがお願いしている立場ではないので、子供がダラダラと支度をしている時は、強い口調で言うことにしています。
子供が自分の意思で始めたこと、うちで言えばサッカーに関することは、
「子供が時間がないのだから、急ぎなさい」
と、より強く促す言い方をします。

時間がないのは誰なのか?親なのか?子供なのか?

細かいことですが、主語を明確にして理不尽がない態度をしていきたいものです。
ブラック企業の上司みたいな行動をしないようにしたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ