見出し画像

ペルソナ3リロードのボーカル曲が川村ゆみさんじゃないことへの心の整理文書

表題の通り、心の整理がついた。
書いている人は「ペルソナ3ガチ勢」……というよりは「ペルソナ3のエンディング『キミの記憶』ガチ勢」であることを念頭に置いていただけると助かります。


リメイクするとき、川村さん続投の話がアトラス内でなかったわけないよね。
ペルソナ5の音ゲーと同時発売だったダンシングムーンナイトでもOP・ED曲は川村さんだったんだし。

それでも今回別の方になったということは、何か続けられないご事情があったのかもしれない。
せめて『キミの記憶』だけは原曲ままでいいから……!と思わないといえば嘘だけど、川村さんの存在をここまで完璧になくしたのは、ある意味川村さんに対して誠実だったのかもしれない。

もしご年齢や、考えたくないけどご病気等が原因で全盛期のように歌えないのだとしたら、たとえ原曲ままでも新録でも「あの頃のペルソナ3」と絶対に比べられる。
それは誰にとっても不幸だと思う。
あえて刷新することで川村さんも、ユーザーの思い出も守ってくれたのかなと思った。

ペルソナ3Rを遊んでみると、やっぱり初代とは似てるけど違うと感じる。
自分が歳を重ねたせいもあるんだろうな。
思春期ど真ん中だった頃に味わったペルソナ3は、もっと冷たく乾いたゲームだった。
そんな空気の中で生きる少年少女の、子どもから大人に変わる一瞬の強い輝き……みたいなのがゲームからギンギンに放たれてた。
Rは「ギンギン」ではない。
雰囲気が柔らかい。
人(ユーザー)当たりめちゃくちゃよくなった。
良い意味で、ゲーム自体が大人になったんだと思う。

人当たりの良いペルソナ3には、川村さんレベルの力強さ・哀愁・寂寥は不釣り合いな気がする。
ユーザーの心にデッケェ錆びた鉤爪で傷を残して18年も血を流させるような真似、ペルソナ3Rはしてこないはず。
ちゃんと鉤爪も消毒して綺麗な傷跡にしてくれるはず。

ここまで書いたことは勝手な憶測だし、この先もしかしたら追加コンテンツなどでオリジナル楽曲差し替え機能がつくかもしれない。
それでも、あの時。
川村ゆみさんの『キミの記憶』と共に初めてエンディングを迎えた学生時代の感動は、あの瞬間にしか味わえなかった。
そう気づいたとき「これでよかった」とリロードを心から肯定できた。

懐古厨は、過ぎれば老害という哀しきモンスターになってしまう。
化け物に成り果てる前に、自分自身と向き合い、『キミの記憶』をなぜこんなにも愛していたか、その根源を見つめ直すことができてよかった。
二度と戻れないからこそ過去は美しい。
ペルソナ3Rもまた、誰かの思い出となり美しい過去となり語り継がれていってほしい。

さしあたってペルソナ6は当然のこととして、真・女神転生5の続編なり追加コンテンツなりをよろしくお願い申し上げます。
何卒。
平に。
ずっと待ってるの。
お願いアトラス~~~~~!!!!

追記:
祈りが至高天に届きました!!!!!
『真・女神転生V Vengeance』発売ありがとう~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?