【入門編】あなたの知らない鍼灸の世界

こんにちは。HARRI CAREのミユキです。

今回は鍼灸について「全然よく分からない！知らない！」という方むけに、
なぜ鍼灸治療が効果があるのかを専門用語をなるべく用いずに、わかりやすくご紹介していこうと思います。

ズバリ鍼灸治療とは、その名の通り『鍼（ハリ）』や『灸（キュウ）』を使用して体の痛む部分やツボを刺激する治療法です。
鍼や灸で体を刺激すると人が本来持つ自然治癒力や免疫力が高まり、治療や病気予防の効果が得られるのです。
刺激だけで体が治癒していくなんて、不思議ですよね～。でも意外にコレが効くんです。

鍼灸治療はこんな感じで体に作用しています。
１　鍼や灸を用いてツボを刺激
２　皮膚や筋肉などの組織にとても小さな傷がつく
３　傷を修復するため細胞が活性化・体のめぐりが良くなる
４　身体のバランスが整い自然治癒力・免疫力が高まる

ここまでの説明で「あれ？」と思った人もいるのではないでしょうか。そうです、鍼灸治療が直接病気を治すことはないのです。
鍼灸治療は、あなたの体が使うことをしばらくサボっていた、自己回復能力のやる気スイッチを“オン！”にして、体の内側から元気にしていく治療なのです。

普段、病気の症状に直接的なアプローチをする西洋医学に慣れ親しんでいると、ちょっともどかしい治療法かもしれませんね。
それに「それってほんとに効くの！？」「つまりどんな症状に効果的？」って思いませんか？
（正直私は以前そう思っていました笑）

現在、鍼灸治療を受ける患者さんの多くは、腰痛や肩こり、ひざの痛みを持った方なので、鍼灸はこうした運動器の痛みに特化したものとイメージする方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。

例えばこんな症状に効果があります。

・肩こり、頭痛、筋肉痛、動脈硬化
・関節炎などの炎症
・痺れ、運動麻痺
・冷え性、生理痛などの婦人科系疾患
・胃腸の病気、下痢、便秘
・自律神経失調症などの精神疾患
・なんとなく不調（未病）
　などなど

「え、鍼灸だけでぜんぶの病気が治っちゃうじゃん。逆に嘘くさいんですけど、、、」って思ったあなた。その気持ち分かります。
ですが冒頭でもご説明したように、鍼灸の魅力は『自身の免疫力・治癒力を高める事』です。
なので、適切にツボを刺激して体のバランスを保てば多くの不調に“効果”があります。
でも、どこかのゲームの『自己修復スキル』みたいに、鍼灸だけで不調が完全に治るということはないでしょう。

自分の体では処理しきれない大きな負荷やストレスがかかれば当然鍼灸だけで良くなっていくことはありません。
人の体はいろんな要素で成り立っています。なので自身の目指す『健康』に近づくためには本日ご紹介した鍼灸治療だけでなく、西洋医学や運動、食事の見直しなど多角的な視点でアプローチする必要があるのは間違いないでしょう。

それでも私自身、鍼灸治療を受けた後には体が軽くなったり痛みが引いたりした経験が何度もあります。
気持ちが落ち込んでいる時に、アロマ灸を受けながら全身に鍼を刺してもらうと、もう、至福の極みです。ストレスなんかは吹っ飛んでいきます。

なんとなくだるい、寝ても疲れが取れない、体が痺れる、頭痛やめまいがする。
そんな方は日々の生活の見直しとともに鍼灸治療も選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
まだあなたの知らないご自身の体の自然治癒力が目覚めるかもしれませんよ。

今回は、鍼灸治療がなぜ効果があるのかをごく簡単に説明しました。
説明しきれなかった内容もまだまだ沢山ありますのでまた別の機会にお話させてくださいね。

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