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月経カップのお話 生理は体からの健康レポート

こんにちは!HARRI CAREのミユキです。

今回は月経カップのお話をしようと思います。
月経カップ、ルナカップ、生理カップと呼び方は様々ですが、どれもシリコン製のベルの様な形をしたカップで、膣内に直接挿入し経血をためるタイプの生理用品の事を指します。

ナプキン、タンポンに続く第三の生理用品として認知されていますが、実はただ生理用品として使用するだけでなく、自身の体調管理にも役立つのです。

月経カップの使い方

月経カップを使った事がないという方に使用のイメージをもって頂くため、簡単に使い方をご説明しますね。

装着方法
① 使用前に手を洗う
② 月経カップを小さく織り込む
③ 膣内で月経カップが丸く開けば、装着OK
☆装着のコツ☆ 座りながら、リラックスして行うと比較的楽に装着できます

月経カップ2-1

着脱方法
① 取り出す前に手を洗う
② 膣の浅いところに月経カップの突起があるので、指2,3本を使いつまみ出す
③ カップ内の経血を捨てる
④ 空気穴に詰まった経血を取り除く

月経カップは装着時の違和感がまったくなく、温泉やプールにもつけていけるのでとっても便利です!
また装着可能時間も4時間~10時間ほどと言われており、量が多い日でも頻繁にお手洗いに行く必要がないの嬉しいポイントです。

ですがお分かりの通り、カップの出し入れの際に手が汚れることが一番の難点。。。
そこは少し工夫しないといけない所ですね。

お腹をおさえる女性

月経カップで自分の体調と向き合う

月経カップをただ生理用品として使用するのはもったいないです。
どうせなら、生理を毎月の健康レポートにしてしまいましょう!

月経カップを使用しているとこんなことが見て取れると思います。

・経血の量
・経血の色
・経血の質(粘度や固形物の有無など)

これは、大切な健康指標になるんですよ。
ひとつづつ見ていきましょう

【経血量】
平均的な経血量は1度の生理周期で20ml~140mlと言われています。
皆さんは自分の経血量ご存じですか? ナプキンやタンポンだと経血が吸収されてしまい、自分の経血量をはかることが出来ないですよね。
月経カップですと、カップの内側に目盛りがついており、自分の経血量が分かります。

平均よりも経血量が多いと「過多月経」の疑いがあります。「子宮内膜症」や「子宮筋腫」の可能性もありますので、産婦人科へ相談に行くことをお勧めします。

また東洋医学で経血量が多いのは「血熱」と「血瘀」という“血”の病症であるとされます。 逆に経血量が少ない場合は「血虚」とされます。

月経カップ3-1

【経血の色】
経血の色が薄く朱色になっている場合は、貧血の可能性があります。血液のヘモグロビンが足りていないことから色に変化が現れます。
その時は意識して鉄分の多い食品をとるようにしましょう。

また、経血が酸化すると黒っぽく見えます。
これは経血が膣のなかにしばらくたまり、スムーズに体外に排出されずに血液が酸化したことでおこります。
東洋医学ですと、黒い経血は「血寒」「血瘀」とされ、寒さやストレスなどにより血の巡りが悪くなった状態であると言えます。

【経血の質】
経血の質も人によって異なりますし、加齢によっても変化してきます。
サラサラのような経血の人もいれば、ドロドロと粘度の高い経血が出る人もいます。レバーのような血の塊や、ゼリー状の経血になる人もいます。
20代~30代の方は比較的血の塊が混ざることが多いようですね。

西洋医学では経血の質はあまり病気につながると認識されていないようですが、東洋医学では経血がドロドロでもサラサラすぎても身体のバランスが崩れいていると判断されます。

月経カップパターン2.jpg

生理を味方に!

毎月訪れる生理、憂鬱な気持ちになりがちですが、逆にそこから沢山情報を得て元気になりましょう!

月経カップで自分体調と向き合ってみて、もし経血の様子に不安が出てきたら産婦人科や、漢方薬局で相談してみてください。

今回は詳細な説明をしていませんが、東洋医学の視点では生理や生理前後の症状に対応した様々な治療法があります。
特に漢方薬局では「病気とまでは言わないけど、なんとなく不調」といった症状にしっかり向き合ってくれますよ。

こちらのイスクラ薬局さんで「月経から判断できる体質チェック」という記事を見つけました。気になる方は見てみてください♬


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江東区の女性向け美容鍼灸サロン 皆さんの体と心のお悩みに向き合います。




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