世界累計100万部突破! 死刑囚だった少女の壮絶サバイバル、イレーナシリーズついに完結!
はじめまして、編集部マツです。
ついにハーパーコリンズ編集部のnote誕生!(パチパチパチ!)ということで
しょっぱな担当の新刊レビュー。気合いじゅうぶん、張り切っていきたいと思います!
で、今日ご紹介するのは
世界でシリーズ累計100万部突破!したり
NHK-FM 青春アドベンチャーでラジオドラマ化したり
読書家で知られるタレント、壇蜜さんにオススメしてもらったり
と何かと話題!イレーナシリーズ、
最新刊にして完結巻!の『イレーナ、永遠の地』(10/17発売)であります。
思い返せば第1話『毒見師イレーナ』の発売は2015年。
「え……もう4年前……?」と、月日の流れの早さに戦慄して遠い目になりかけましたが、、、
それはそれとして。4年ごしに本シリーズも堂々フィナーレ!
担当編集としても感慨ひとしおです。
※「イレーナって何?」という方はまずはこちらから↓
そこで最終巻発売にあたり、イレーナシリーズ3つの魅力!を
担当が独断であげてみたいと思います。
① 主人公イレーナの成長ぶりにカタルシス
「ある理由」から殺人をおかし、死刑囚になったイレーナ。物語序盤では人を信じられず過去に怯えていた19歳の少女も、いつしか己と仲間を信じて困難に立ち向かう強い女性に……。
1話目発売から4年経っても大した成長のない担当編集と違って、
本当に本当に、イレーナはどんどん頼もしく成長していきました(もともと芯が強くて知性があるけど)。
その姿を見ていると、どんな運命も決めるのは自分――そんな気力をもらえます。中でも好きなのは第1話『毒見師イレーナ』の宿敵との闘いシーン! 胸にじんときます。
② 最強いい男、ヴァレク
シリーズ中で圧倒的に人気なのが、イクシアの防衛長官ヴァレク!
血も涙もない冷徹クールで完全無欠。でも実はツンデレ?ないい男ぶりは、世界の女性を虜に。シリーズをおうごとにキャラ変してきているのでは、の噂もありますが、
それはそれでかっこいい。結局なんでもかっこいい。それがヴァレクなのです!!
『イレーナ、失われた力』以降の新章では、男の哀愁や弱さも見え隠れし、その過去や生い立ちも明かされて、より人間としての深みが増したヴァレク。読んでいるとあっさり惚れてしまうのでご注意を。
③ ページをめくる手が止まらない、エンタメ・ファンタジー!
レビューでよく見られるのが「夜更かし上等」「徹夜で読んだ」「寝不足になったどうしてくれる」という嬉しいお声。そうなんです、この世界観、中毒性高め。一度読みはじめるとやめられない止まらないな某エビ菓子と一緒です。
しかし、こればかりは実感していただくしかない。
ので、騙されたと思って、まずはとにかく読んでみてください。
かなりの確率で一気に「おとな読み」してしまうこと間違いナシです。
うーん、やっぱり3つに絞るのは難しいですね。
ほんとは「キキ(馬)がとにかくかわいい」「伏線お見事」「2つの国の描かれ方が絶妙」「アーリとジェンコ好き」などなど語り尽くしたい魅力がたっぷりのイレーナシリーズ。
そんなシリーズも、本作で泣いても笑ってもラスト。
ぶじに最終話まで日本でもお届けできる嬉しさ半分。
そして、訳者あとがきで宮崎さんも書いてくださってるように
ずっとこのイレーナたちの物語を読んでいたいような、
一緒に旅をつづけていたいような、そんな寂しさ半分です。
あまり海外モノは読まないな、という方にもオススメのシリーズ。
読んだことない方はこの機会にぜひ! そしてすでに読んでるよという方は、
彼らの旅の終わりをどうか見届けてあげてください。
たくさんの方に読んでもらえますように――このフツフツとたぎる熱い想い、文面からお届けできてたらいいのですが。
10/17、まもなくです!
編集担当マツ
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第1話『毒見師イレーナ』
第2話『イレーナの帰還』
第3話『最果てのイレーナ』
第4話『イレーナ、失われた力』(霊魂の探しびと篇)
第5話『イレーナ、闇の先へ』(霊魂の探しびと篇)
第6話『イレーナ、永遠の地』(霊魂の探しびと篇)
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