ラブハプニング的なやつに遭遇したいがトイレの記憶しかないのでもう駄目だ。


22歳女子大生。あと半月で社会人らしいですよ。懇親のギャグか?笑えねーっすよ~、なんて。どうもharoです。絶賛二日酔いの頭を抱えて今日も戯言を垂れ流します。


この時期になると「社会人になる前に飲んどく?」的なノリの飲み会が増える。メンバーは地元の中学、高校の同級生から、大学、バイトで若干かかわりがあった人まで様々。半年から2年ぶりに通知音を鳴らすLINEのグループ、または個人トーク。

直近の交流が思い出せないくらいには疎遠だったわけで、集合から飲み始め迄は若干の気まずさが私たちを襲う。「元気?」「どうしてた?」なんて元恋人から来るLINEのテンプレかよ、という会話を交わし合う。こんな探り探りの会話に飲み代3000円払うのか、とげんなりしつつも心配は無用。アルコールが入れば僕らは無敵なのだ。

ぎりぎりまで安価な飲み屋で生ビール、サワー、ウイスキー、ワインを飲みあさる。最初の気まずさはそこにはもうない。そこにあるのは、圧倒的頭の悪さ。それと、若干の下心。に尽きると思う。


「彼氏とか、いるの?」

空になったグラスと食べ散らかされたつまみ類が並ぶテーブルに、突然何の脈略もなく投下された爆弾、ではなくて一人の男の言葉。

彼氏なんていたら、こんな馬鹿な飲み会に時間を浪費するわけないだろ、とかなり酔いが回った頭の中でツッコミを入れつつ、皆に合わせて手を横に振りながら笑った。

その返答がスタートの合図。といわんばかりに、急上昇するテーブルのテンション。「え~、意外!」なんて言い合って、直近の恋愛についてバトンを渡すように語る。

これが良くない。本当に、良くない。私は向いてない。あの人は元気だろうか。今何してるのかな、とセンチメンタルスイッチが押され、過去の恋愛が映像の様に脳に流れ出し、目の前のメンズは視界から強制シャットアウト。酒が進む、進む。飲まないとやってられない。なんで目の前にいるのがお前なんだよ、と本当に失礼極まりない思考をアルコールで流しこむ。

そうこうしていると飲み放題の制限時間120分が経ち、ふわふわとした足取りでこれまた安い居酒屋ではしご酒。

私はと言うと、もともとの飲まされ体質からのセンチメンタルスイッチ、それと歩いた所為で、酔いがまわりにまわり、こういった飲み会の二次会はトイレでの虚無な時間を過ごすか、テーブルの隅でちんまりと死んでいるかの二択しかない。

この療法により解散の時間になると、無事に回復が可能であるが、気になることが数点。集合時からのメンバーの減りと、何処と無く漂う男女の匂いというかなんというか。そんなに君ら距離近かったっけ?えっと…、えー。


「社会人になる前に飲んどく?飲み会」の開催の原動力でもあろうのは先述の通り、社会的責任を負う前に馬鹿な飲み会がしたいという「頭の悪さ」と、「下心」。

下心の種類は様々だと思う。過去少し気になってた子に数年の時を経て再度アタックをしたいだとか、会ってみたら意外とタイプに成長しているかもしれないからワンチャンだとか。まぁなかなかに疎遠だったメンバーを集めるには十分機能する。

こういった下心とアルコールが混ざり合うと、科学的な磁石のプラスとマイナスの様にすーっと引き寄せられ、ラブハプニング的な何が勃発し、数名が夜の街に溶けていくのは十八番というかテンプレというか…。あくまで個人的見解であるが。


かく言う私はというと。

本当に馬鹿で汚い話ではあるが、一次会での会計の記憶を最後に、あとは二次会会場のトイレの記憶しか持ち合わせてない。あそこのトイレはなかなかに広くて良かった。電気がいい塩梅で暗くて休まったなぁ、などである。馬鹿か!?!?


残り半月弱。限界女子大生haroのラブハプニング(トイレレポート)に乞うご期待である。


haro








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