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映画「キャストアウェイ」 島にまつわる4の時間

大手の派遣会社P社本社を東京から淡路島へ移転するそうだ。
淡路島から東京は意外に遠い 約4時間
(新神戸まで1時間、新神戸から東京まで3時間)
せめて四国にすれば?と思うのだが、諸々の都合があるのだろう

島と聞いて、思いついた映画が「キャストアウェイ」
ハンクス-ゼメキスなのでVFXやエンタメ駆使して、スピード感や笑いで楽しませてくれるが、
既に何度か観ているので、前半は体が痛く、後半は心が辛く観るのがためらわれる。

無人島での漂流は約4年と4ヶ月
賢明に生きのびるためにワザを巡らせ
精神的に落ち着くためにボールの友達をつくり
平衡感覚と計画的な思考を取り戻すまでの4年
(ボールのCMかと思うほど悪ノリな一人芝居はコメディ出身のハンクスの真骨頂)

脱出の漂流そのものは、生還する設定の都合もあり、4日程度。救出の船+飛行機で4週間

そして街に戻り新たな漂流
安全ではあるが島の孤独よりも、待ち構えるであろうさらに孤独な漂流
ソリュチュード、物悲しい哀愁を漂わせ終わる。

この本社移転の話も、平衡感覚がもどった4年後あたりに何か変わるのだろうか?戻るための策を巡らせる時がくるのだろうか?

島の時間の流れは想像以上に緩やかだが。。


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