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#映画感想文 すばらしき世界 30年前の眼光


アマプラ視聴

役所広司がよいです!


役所さんが御大然として演技するのは、
まだまだ面白くない
どこか浮ついた、不安定さこそ、
役所さんらしく輝く

劇中、三上が正義感から勝手にキレて、
筑豊弁でまくしたてるシーン
たった数十秒
完全にキマってて
目がヤバい

久しぶりに思い出しましたよ

名セリフ「人間はな、自分のなかでメタンフェタミン作れるんじゃ」

題名は書けませんが、こちら!

1996年の作品
同年「shall we ダンス」でアカデミー受賞していますが、

役所作品としては圧倒的にこちらです
破天荒な一代記
ほぼ目がキマってる演技
何かが許容されていた時代

ひとり仁義なき戦いとも、言うべき作品

30年の時を経て

あの眼光をもう一度
チラ見せしてくれるなんて、
さすが役所さんですね

「すばらしき世界」はコンプラ時代

ヤクザはどんどん生きにくく
大賀に泣いて止められ、反省し、
似た境遇の男子を見て、一人泣き、
コスモスを握りしめて…

花言葉は「乙女の真心」「調和」


寒い時代だとは思わんか?な作品

ぜひセットでどうぞ!

ところで、梶芽衣子さんが

劇中、「見上げてごらん夜の星を」
正面アップで独唱するシーン
贖罪的で美しく、歌も素晴らしく印象的でエンディングテーマにも聴こえ
ラストへ向かう転換点になっている

50年前は元祖クールビューティー、
修羅雪姫、女囚さそりなので、
歌が上手いのは、当たり前なんですけど

B級ぽい映画が多いですが、
だからこそ主役の梶さんが際立ち
実は海外で評価が高い女優さん
タランティーノは大ファンだし
スコセッシはオファーしたがフラれたというし
代表曲youtubeは英語コメばっかり

就職祝いのパーティー
歌のためにシーンを入れた感じもします

あの梶芽衣子に映画で独唱させた!
欧米の映画オタク達は悶絶していることでしょう

西川監督の勝ちですね

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