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トラウマ海外母子二人旅の思い出を聞いてくれ・中編

本題に入る前の序章がえらい長い今回のシリーズ。(シリーズなの?)

バッタバタと始まった、初海外・母娘2人台湾旅行。ここで私が学んだことを、したためている。

***

体調不良も回復傾向となり、なんとか行ける、と喜んだのもつかの間、


台風のため、搭乗予定便が出発前夜にキャンセル

という憂き目にあった私たち。


しかしここで、夫の助言。香港経由・高雄行きの便が飛んでいることに思い至る。

高雄は台湾島の南に位置する場所。

ここ

私たちが宿泊予定のホテルがある台北までは、途中、乗り換えを挟み高鐵 ガオティエ(新幹線のようなもの)に乗って2時間で着くことができる。

このとき、台風が直撃していた台北ではなく、南側の高雄なら…飛行機は無事に飛ぶんじゃん!!ということで、大急ぎでチケットゲット。この時に取れた便は香港16時10分発・高雄18時05着のもの。これなら、遅くとも夜21時前には台北に着けそう。ちょっと強行ではあるものの、行けなくなるよりいっか、ということで、当初予定とは違うルートにて台湾へ向かった私たちなのだった…!

とはいえ、経由地の香港は当時、いよいよ、政治情勢が不安定化し始めていたころ。ホンハム駅(私たちが住んでいた広州からつながる鉄道の駅。香港の入り口)からは、市街地に出る必要のある地下鉄を使わずに、そのままタクシーで香港国際空港へと向かいました。(地下鉄で暴動がおこったりしていたので)

※長らく営業停止していた、この時に使っていた広州~香港の鉄道は今年1月に再開したもよう。

振り返ると、いろいろと無理を押して行ったのだなぁと感じる。今思えば、おとなしく家で過ごしてればよかったのだが…でもね、国慶節の時期ってお店がしまったりするのだ。中国の大きな祝日ってそんな感じ。だから、すごぉく暇、なんだな…。


さてさて。まぁとはいえ、何とか目的地の台北に行けそうだってことで、ここまで順調…に思っていた。一応。私と娘の体調も悪化せず。あぁよかった、最初はバタバタしたけど、きっと楽しい台湾旅行になるね♡


…って思っていたのに。。

香港発・高雄便、大幅遅延


搭乗まではうまくいったのだ。が、なんとまさかまさかの燃油トラブル?とやらで…恐怖の機内で2時間待機。ここにきてコレかよ。まぁなんちゃらトラブルで飛行機が飛ばないことは、日常茶飯事だったけれど。でも、今かよ。正直、ガクッときた。娘も二時間エコノミーでよぅ耐えたものだ。むしろ母のが発狂しそうだったよ…

結局、、高雄に着いたのは18時なんて大幅に超えた20時半過ぎ。ここからはまた、高鐵に乗れる「左営駅」というところまで向かわねばならない。所要時間は地下鉄でおよそ30分。予定通りについていたら、さほど焦るスケジュールではなかったのだ。しかし、台湾への入国手続きを終え、ゲートを出てきたのは結局、21時を過ぎた頃。

そこから、台湾現地で携帯を使えるようにすべく、新しいSIMカードなど買い、そもそも台北行きの高鐵が、通常運行してるかの確認をしたうえで…左営駅に向かったのが21時20分前後。

そして、最終の左営駅発・台北行きは、なんと22時10分…あぁ…なんともシビれるこのキワドサよ。

整理しよう。

高雄 20時半着
※高雄からは台北に向かう鉄道が出ていないので、最寄りの「左営駅」まで行く必要があった。高雄からの所要時間は30分

高雄→左営駅 21:50着
※無事に左営駅に着いたものの、そのときすでに21時50分

左営駅→台北 最終列車 22:10
※ラスト20分!ぎりぎりっ

おそらく間に合う感じがする。でもあんまりゆっくりもできない。しかも、高鐵乗り場の左営駅では、高鐵のチケットも買わねばならない。初めての駅。様子もよくわからない。しかも夜!!!なんだかちょっと不安だった。


そ・し・て!

無事に台北行最終列車に間に合う

無事に、乗ったのだ。台北行きの列車に…

列車のなかで余裕ぶっこいてチケットの撮影

疲れたが、ここまでくれば、後はもう台北に着くのを待つのみ。あぁよかった。とりあえず娘と無事にたどりついた。娘はずいぶん疲れたのでしょう。電車に座るなり秒で入眠。私は頭がさえわたって無駄にブログなんか書いたりして過ごした。

間も無く日付が変わる頃…ホテル最寄りの民权国小駅に到着。しかし台北、The・悪天候。

「せやった!!!台北、台風やったんやん!!!」と思い出した。(おそいわ)

最寄りからホテルまでは徒歩圏内だけど歩けばバッチリ濡れる程度に雨が降っていて。駅員さんにダメ元で「傘を貸して」とお願いし、探してくれたものの「無いよ」と言われ、その様子を見ていた見知らぬおばちゃんからちょうだいした「この振り具合だからねー傘、意味ないよ」のアドバイスに、大人しくタクシーを拾うことにしたのだ。数百メートルの距離なのに…くやしいっ

長くなってごめんなさい。かくして我々は、、、とにもかくにも我々は…台湾に無事(?)到着したのであった…

つづく


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