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待って、待って!待って!!!~通りすがりのnoteのあなたに~

月曜の帰宅は遅い。
ちょっと一息つこうと、なんとなく歯止めが効かず日本酒をグラスに注ぎ、スマホ片手にネット越しの友人知人を訪ねる。

安い酒なのに飲み頃の温度を押さえたら思いのほか美味しく、金木犀の香りに母の記憶を辿りながらの心地よいひと時だった。

だけど。

久しぶりにnoteに来て。
フォローさせていただいてる方の記事、それからお勧めされている記事。そこからこころに引っかかる言葉のままに読ませていただいていたら、いてもたってもいられなくなった。

こころが痛くなったからだ。
美味しいお酒でちょっとこころが柔らかに、バリアが薄くなっているせいか、見てもいないだろう通りすがりのその人に言いたくなった。

辛いよね。
辛さは人それぞれで、あなたの辛さはあなただけのものだから、簡単にわかるなんて言えない。
・・・ただ、わたしも同じこと思ってたことあるよ。

「なんで生きてるんだろう」って。

吉野弘さんの詩にある。
生まれたばかりの赤ちゃんが真っ赤な頬で生命を輝かせているそこに生命保険の勧誘がくるって。この子のどこに死の香りがしたのだろうと。

死ぬなら何故生まれてくるのだろう。
たくさんのいのちの中、「自分」がいる意味って何だろうって。

本当に悩んだし、苦しかったし、何度も「消そう」って思ったよ。

でも。

あなたが生きている意味は誰かの期待に応えるためじゃない。

必死で見つけた答えを否定したくなくて、その記事にはコメントできなかった。
わたしもそう思っていた時期があったから。

でも違うんだよ。

「役に立つ」とか
「喜んで貰う」とか。

期待に応えようと生きれば苦しみが生まれる。
あなたはあなただけの唯一無二な存在なのに、別の唯一無二な存在に基準を合わせちゃだめだ。

ダメなんだよ。

・・・目標を見失った闇は苦しい。

「じゃあ『唯一無二な自分』ってなに?」

それにどんな価値があるんだろう。
新たな迷いと苦しみが生まれた。
価値を感じられない自分が痛かった。

その答えは自分自身と、自分の欠片である「すべて」が教えてくれること。だから自分で「求め」なければいけない。
求めなくてもいいんだけれど、求めずにはいられないから。

「あなた」を本当には知らないわたしが言えるのはそれだけだけど。

あえてひとこと付け加えるなら。

「あなた」がわたしを突き動かした。
本当の名前も知らないけれど、魂の深い部分を動かした。
そして、わたしがわたしである為の一文を書かせている。

あなたという人は、なにも変わらなくても、そのままで人を動かす力を持っているんだよ。
わたしが昔自分に感じていたように、「死んでも何も変わらない」「誰も悲しむ人さえいない」なんて無に等しい存在では決してない。

あなたがあなたでいることは、あなたにしかできないことで。
それはどうやってできるかというと、あなたの内側に聞くことでしか為し得ない。
誰かの期待の中にあることでは、ないんだ。

「今日、あなたに会えたことに感謝します。
noteを綴ってくれているフォロワーさんを始めとする皆様に感謝します。
今日うっかりnoteを更新して、うっかりもう一度noteを見た今日のわたしに感謝します。」

全てが素敵な偶然の必然だ。
グラスも空になった。
遅い夕飯でも作るとしよう。
私の笑顔と家族の笑顔の交点にあるメニューがビジョンとして浮かびますように・・・

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