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北海道留寿都村・蘭越町での子育て支援のデジタル化について

今回は、シミックグループとしてharmoワクチンケアを軸に、北海道留寿都村・蘭越町で現在取り組んでいる事業を紹介いたします。

令和5年度に留寿都村と蘭越町において、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、乳幼児の健康診査及び予防接種に係る母子保健業務のデジタル化(スマート母子保健システムの構築)を図ります。
引用:https://www.vill.rusutsu.lg.jp/kosodate/detail/00003815.html

以前より留寿都村、蘭越町においては、医療機関と住民の方にワクチンケアアプリを使い続けていただいております。

■開始時期
留寿都診療所:2021年12月~
蘭越診療所:2022年7月~

その中で今回は国の事業として、留寿都村、蘭越町エリアで子育て関連のデジタルサービスを拡充していくために、デジタル田園都市国家構想の採択(TYPE X)をいただきました。乳幼児健診や、予防接種、予診票のデジタル化、さらには自治体からの保護者へのアンケート配信や保健師の日常的な記録作成など、総合的に支援するソリューション構築を本事業で取り組んでいく予定です。

今までは母子保健業務の情報を紙で管理していましたが、情報を一元管理できるシステムを現在整備しており、今年中に試験運用を開始する予定です。

事業について話し合う様子

いまは、システム整備に向けて、どのようなデータを自治体に連携する必要があるのか、現場の保健師に実態をヒアリングするなどしています。
本事業には、福岡大学医学部小児科 主任教授の永光先生にも参加いただき、システム監修のご協力をいただいています。

■医療機関、行政ともリアルタイムに情報連携可能に

保護者視点では、今回の事業によって乳幼児健診や予防接種(定期接種)における問診票・予診票の入力から結果の確認まで、更には行政からのアンケート調査などをスマートフォンアプリのみでできるようになります。また、これらの情報はリアルタイムに医療機関や行政と連携されるので、保護者は的確なサポートより早く受けることができる体制になります。

■さいごに

本事業の子育て関連のデジタルサービスを拡充するという計画は、今後の未来を創る重要な取り組みだと感じています。乳幼児健診や予防接種事業のデジタル化により、乳幼児・子育てに関わる医療情報を効率的に管理することが可能になります。加えて、これらの情報をリアルタイムに保護者・医療機関・自治体で共有可能とすることで、子供たちの発育支援や健康管理の質を向上させることが期待できます。また、自治体から保護者へのアンケート配信や保健師の日常的な記録作成のデジタル化においても、迅速に情報を連携でき、保健師と保護者が効率的にコミュニケーションを図ることで、子育て支援の効果を高めることができます。

このような総合的な支援ソリューションの構築は、子育てに関わるすべての人々にとって大きなメリットをもたらすと考えています。特に、子供たちの健康管理においては、早期の問題発見やケアが重要です。デジタル化によって、医療関係者と保護者との連携が円滑に行われることで、子供たちの成長と発達をサポートする環境が整うことを期待しています。

効果的かつ便利な子育て支援が実現し、地域全体の子供たちの未来に寄与することができるでしょう。

留寿都村、蘭越町の取り組みは、子育て支援の分野において大きな前進となるものと考えています。シミックグループは、harmoワクチンケアを通して、地域単位での子育て支援のサポート体制が充実し、地域の子供たちとその家族がより良い未来に繋がるようなサービスを築いていきます。


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