見出し画像

予防接種の間違いから身を守るためのharmoワクチンケア

こんにちは!harmoワクチンケア 広報担当の北畠です。

子どもは発育と共に、外出の機会が多くなります。そして、子どもは病気にかかりやすく、一度かかると症状が重くなることがあります。

一方で、予防接種によって防ぐことができる病気もあり、健全な発育をサポートするためにも予防接種は重要です。

しかし現状では、「接種間違い」に関するニュースが散見されています。厚生労働省でも審議会の議論になるほどに社会問題化している事象でもあり、大切なお子さまが受ける予防接種について、正しい知識を持ち、安全に受けることができる環境を構築する必要があります。

harmoワクチンケアでは、簡単にワクチン接種情報を記録・管理ができ、多数の接種間違いを未然に防止した実績があります。

今回は、harmoワクチンケアについて、福岡大学医学部小児科 主任教授の永光 信一郎先生に、harmoワクチンケア 開発チームの責任者である栗田 敦志さんがお話を伺いました。


栗田さん:
昨今、新型コロナウイルスの感染拡大もありますが、その前から子どもの予防接種は、「発育」という観点で非常に重要なものだと捉えています。
まずは子どもの予防接種が発育へ及ぼす影響に関してどう思いますか。

永光先生:
ここ数年、日本で接種できる新しいワクチンが増え、ワクチンで防げる病気が増えました。それに伴い、医療機関は常に新しいことに対応していかなければいけません。

一方で、親御さんは、数多くのワクチンを理解することは重要ですが、さらに大切なことは子ども達自身が、なぜこのワクチンを打たなくてはいけないかを知ることだと思います。

子どもたちの健康を増進していく中で、今後予防医学が大切になってきます。ワクチンに関する教育を取り入れ、感染症から子どもたちを守っていくことは、何より重要だと思っています。

栗田さん:
実際にワクチンを接種するお子さんや親御さんには、ワクチンの有効性や安全性を正確にお届けする必要性があると思っています。リアルタイムにデータを収集し、情報発信することに関しては、どのように思われますか。

永光先生:
ワクチンに関する情報を説明し、理解していただくことは大切だと思っています。

令和2年の「第41回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」の資料では、平成30年4月1日から平成31年3月31日までの1年間、日本国内において6,674件の接種間違いが報告されているというデータがあります。接種間隔の間違い 3,759件(56.32%)、その他(対象年齢外の接種、溶解液のみの接種など) 1,272件(19.06%)不必要な接種 1,078件(16.15%)という内容でした。

<引用>
厚生労働省「第7回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 資料」

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000102892.pdf

医療者からご家族に、ワクチンの必要性を口頭でしっかりと説明する時間を確保しながら、harmoワクチンケアのアプリ等のデジタルで管理すると十分にこのような事故が防げるのではないかと考えます。

予防接種ワクチンのアプリがより普及してほしいなと感じています。

栗田さん:
接種間違いに関しては、医療者が母子手帳・カレンダーを見比べた上で、管理・確認をしています。「本当に今日このお子さんに、このワクチンを打っていいのか」という確認に、かなりの時間をかけている姿を私は何度も見てきました。それがアプリを使うことによって、デジタルで自動にチェックができます。

そのためには正確なデータを取得できるというところがキーだと思っています。データの正確性についてどうお考えでしょうか。

永光先生:
どの医療機関でも今は紙媒体で管理していると思います。そこを、デジタルの力で正確に、どの時期にどのワクチンを接種すべきか、というデータを親御さんが家庭の中で管理し、その情報を医療機関にシェアできるとありがたいですね。

対談まとめ

永光先生、お話いただきありがとうございました。

新型コロナウイルスが流行して以降、「ワクチン」という言葉を毎日耳にしています。決して、発生率が高いわけではありませんが、全国で相次いで放送されるワクチンの接種間違い。接種間違いに関しては、今回の新型コロナウイルスに限らず、長らく議論されていました。

(1)データの質の高さで接種間違いから身を守る

医療事故を防ぐためにも、医療機関のヒューマンエラーを減らす取り組みは大切です。

一般的なワクチン管理アプリでは、医療機関と連携しておらず、ユーザー自身が日付や情報を手動で入力して管理します。一方で、harmoワクチンケアは、ユーザーと医療機関の連携が可能。

医療従事者側は、医療機関で、医療機関向けのharmoワクチンケアのアプリを登録しています。ユーザー側は、ユーザー向けのアプリをダウンロードすると、医療従事者がワクチンの箱に記載されているバーコードを読み取るだけで、アプリに日付やワクチンの情報が即時に反映されます。

それにより、入力の間違いを防ぐことが可能で、目検で確認するより精度が高いことから、データの質の高さを担保しています。


(2)個人情報を保護しつつ自治体ともリアルタイムで連携

harmoワクチンケアは、医療従事者とユーザーだけでなく、自治体とも連携しています。

自治体向けDXサービスに関しても、医療機関で登録されたユーザーのワクチン接種情報がharmoのサーバーを介して自治体に届きます。その情報には個人名が含まれておらず、リアルタイムで閲覧が可能。

医療機関、ユーザー、自治体の三方が連携することで、より安全に、安心して利用することができます。

自分の身体は自分で守る。ワクチンケアのアプリを活用し、大切な人の健康を守れるような環境を整えていきましょう!

福岡大学とharmoワクチンケアとの関わり

福岡大学 小児科主任教授の永光信一郎先生の研究にて、harmoワクチンケアを活用いただいています。

本研究の目的は、母子の健全な育成を目指して、アプリを活用した子育て期の家族と医療機関、医療機関と行政機関、医療機関同士の情報共有による健康推進(データヘルス事業)をモデル地区で実施することです。

デジタル社会の実現によって国民生活の利便性や行政サービスのオンライン化が期待されています。母子保健領域においても、子育て支援の向上が期待されています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?