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海底のパレェド

脳が重かった。
自分にかかる圧力だけが大きくて、まるで自分だけ海の底にいるみたいである。
ことさら、下半身が重い。
二日目だから、こうなることは常である。

最近よく肉を食べていたからだろうか。
前に本で読んだ、肉は消化に時間がかかり、血というのは食べたもので出来ているわけで、そのものが質量的にも重くなってしまうという認識からである。たしか。

時折、軽く頭痛がした。
一日、そんな靄がかった頭で、集中力なるものは欠片さえ見当たらず、意識せねば動くことが難しかった。出来れば動きたくはない。
ただただ、目の前のことをこなすだけである。
まあ、きょうはそこまで目の回るような忙しさではなかったからよかった。

ふと、ZABADAKの『遠い旅の記憶』を思い出して、少し気分がマシになった。

そんなきょうの脳内メインテーマは、こちらである。

海の底を照らす光となりうる、そんな楽曲である。

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