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与えてもらったことを思い出す。私もgiftできる人になっていきたい。

人と人のつながりの深さに
時間や距離は全く関係ないなとつくづく思う。

人生の中で、ほんの少しの時間、
互いの線と線が交差しただけでも、
その後の人生をガラッと変えてしまう程の
インパクトがあったり、
その時に共に過ごした時間が
深く深くこころに刻まれ、
温かい灯りを灯し続けてくれたりもする。

私にとってそんな出会いの1つが、
2019年7月のオランダ。

人生の岐路で出会った
しょうこさんとくろちゃん(ねこ)だった。

オランダ・デンハーグ。しょうこさんが営む温かなお宿。

「ああ、もう私は本当にこの人と
別の人生を生きていくことになるんだな。」

10年一緒に生きてきたパートナーとの未来に
その選択しかないんだと分かった時、
私はオランダ行きの飛行機のチケットを探してた。

ずっとこころの中にありながら、
無理だと諦めていた
「海外で(鍼灸師として)働く」
という夢の可能性を探しに行こうと思ったんだ。

もし本当に離婚するのなら、
今までやりたくても
できなかったことにチャレンジしたい。

この辺りのことは
2020年にnoteに連載で書いたことがある。
「人生の岐路にオランダに飛んだ」
と題したその記事は、
我ながらなかなか読みごたえがあった。

あまりに赤裸々で、
その後、非公開にしてしまったんだけど、
また気が向いたらUPしてみようかな。

しょうこさんの愛がこもった朝ごはん。

話が本筋からずれてしまった。

オランダで初めて出会ったしょうこさんは、
傷付いた私をそのまままるごと受け入れてくれた。

3泊4日くらいの滞在だっただろうか。

私は鍼灸師として海外で働く
可能性を探しに行ったつもりだった。

でも本当はきっと、
魂ごと癒されに行ったんだ。
私の人生には確実にあの数日間が必要だった。

しょうこさんと行った満月の海。

しょうこさんはただ寄り添ってくれた。
ただただずっと寄り添ってくれた。

何を聞くわけでもなく、諭すでもなく。
ご自身の話をして、オランダの話をして。
ただそばにいて、私の話を聞いてくれた。

しょうこさんのお宿。

しょうこさんは愛の人だった。

そして、しょうこさんちの
くろちゃんもまた、愛のねこだった。

滞在中、傷付いた私をずっと見守り、
ヒーリングし続けてくれた。

「くろちゃんはヒーラーだからね」
しょうこさんがいたずらに笑う。

本当にそうだと私がまた涙する。
滞在中、涙腺崩壊してて、
どれだけ泣いたか分からない。
(オランダに行って感情が戻ってきたんだ)

なかなか写真を撮らせてくれない。かわいいくろちゃん。

今日、ちょうどしょうこさんと
くろちゃんのお話をして、
とても温かい気持ちになったから
どうしてもこの話を書きたくなった。

しょうこさんのお宿。

人生にはそういう出会いがある。
人生にはそういう時間がある。

私はたくさん愛をもらっていたんだな。
改めて、その温かさとすばらしさに気付く。

私もgiftできる人になろう。
しょうこさんとくろちゃんに
たくさんたくさん与えてもらったように。

しょうこさん、ありがとう。
くろちゃん、ありがとう。

私も愛を渡していける人になりたいな。


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