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【講義】昔の鍼灸治療

こんにちは。とある鍼灸師です。


今回は、昔の鍼灸治療についてのお話です。

昔は病院もなく、〇〇科みたいに区分けがなかったので、症状によっては鍼灸治療をしていました。

鍼灸治療もいろいろな道具があり、形もさまざまです。


1つの例として、こんな鍼があります。

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これは、『鑱鍼(ざんしん)』とよばれる鍼になります。

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漢字は、すごく難しいですね。
習ったけど今見ないで書けといわれると書けません・・・

鑱という漢字には、『鋭い』『先端が細くとがっている』という意味があります。

鍼の形状をみても、先端がとがっています。

昔はこれで、内出血や膿がたまったときに切って排出していたそうです。

いまでいう、外科の領域ですね。

現在の鍼灸治療では、昔から伝わったものもあり、意図的に血をだしてカラダを良くする治療法もありますが、外科の領域になってくるので法律的にはグレーなところです。

鑱鍼は、現在も使われています。
治療の中では、撫でるように鍼を操作します。
表面の熱を取り除く働きがあるそうです。


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