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【ツボの取り方】骨度法(こつどほう)
こんにちは。とある鍼灸師です。
今回は、ツボの取り方に関するお話です。
ツボの専門の本を見ると、ツボの位置や効果が載っています。
取り方の文章を見ると、『下に〇〇寸』などという表記があります。
ツボの取り方においての『寸』は、長さという意味合いとは違います。
1寸をcm(センチメートル)に戻すと3.0303cmになります。
これで、間違いはありません。
しかし、人のカラダでこのように3cmと決めてツボをとってしまうと、カラダの大きい人と小さい人でツボの位置がずれてしまいます。
ツボを取る場合の『寸』は、長さではなく、その人に合わせた幅の意味合いで使われます。
具体的に何を使うか?
ツボを取りたい人自身の指を使います。
その人の指の幅を利用すれば、1寸、2寸と測ることができます。
(指の幅の最大は3寸までです。)
4寸以上は指の幅の組み合わせを利用して、位置を測ります。
ここで、指をどのように使うかご説明します。
〇1寸・・・親指の幅
〇2寸・・・人差し指から薬指の第1関節の幅
〇3寸・・・人差し指から小指の第2関節の幅
以上が、実際の治療でも使う指の幅になります。
わかりやすい書籍では、指〇〇本分と書いてあったりします。
しかし、この指の幅を覚えておくと、自分でお灸するときなど正確にツボを取ることができます。
このように、個体差のあるカラダのツボの位置を決めるために個人の寸法を定めたものを骨度(こつど)といいます。
この骨度を用いて、カラダのツボの位置を決める方法を骨度法(こつどほう)といいます。
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