遂に3Dの最先端企業となったにじさんじ

少し前に花畑チャイカのチャンネルで行われたチャイカ、社、舞元、力一による3D配信に私は度肝を抜かれた。

女性がメインに活躍しているVTuber業界でおっさん4人がツイスターゲームをやって人が集まるのも凄い話だが、特に凄かったのが後半に行われた卓球だ。

どういう原理かはわからないが、なんとピンポン球がちゃんと表示されて動いていたのだ、しかも(卓球コート内のみではあるが)どれだけ動かしてもトラッキングが全くぶれない程のクオリティだった。

あんなに小さなボールに高クオリティなトラッキングを行えるということはもっと大きなものも出来るということだと思うので、テニスやサッカーなんかも3Dで出来るというということだろう。ちょっと前に何故か炎上したドッジボールも2on2ぐらいなら配信で出来るかもしれない。

ここ最近のにじさんじ3Dのクオリティ向上には目を見張るものがある、寝そべりなどどんな動きもスムーズに再現できるトラッキング技術もさることながら、個人的に1番凄いと思っているのが小物の多さだ。ペンライトや刀、VR機器など他でも使えそうなものはもちろん、心肺蘇生用の道具など一度しか使いそうにないものなど盛りだくさんだ、歌配信でさえ尻尾をくっつけたりと小物を活用している。

小物が多ければ多いほど健屋3Dのモノボケや緑仙の企画のように、ライバーの出来ることの幅がどんどん増えていく上に、リスナーも説明されて想像力で補うよりも視覚的に何をしているかわかって面白さが倍増するので良いことだらけだ。

しかし、上記の内容はスタジオでの配信の話だ、ライバーの中には、というかほとんどライバーは雑談やゲームがメインコンテンツである。これではどれだけスタジオの3D技術が高くても数人しか活用出来ない宝の持ち腐れ状態で3Dの最先端企業とは言えなかっただろう。だがにじさんじではどんなライバーでも3Dで配信できるように様々な活動を行なっている。

具体的には社と笹木のレバガチャ台パンのようにゲーム配信がメインの人でも参加できる番組を開催したり、自宅で簡易的な3D配信が出来るにじ3Dを開発して、スタジオに中々行くことの出来ない人や雑談などの配信でも使えるようにしたりしている。
特に雑談配信は手でニュアンスを伝えたりと意思疎通の幅が広がり、2Dと比べて距離感が非常に近くなるのでリスナーとして嬉しい限りだ。

お世辞にも3D技術が高いとは言えなかったにじさんじだったが、今ではスタジオではハイクオリティ、自宅では簡易というハイローミックスにより、数多くのライバーが3Dを活用している、ここまで大規模に使用している企業はにじさんじ以外聞いた事がない。
ここまで進化したのはライバーの願いを叶えたいと運営がひとえに努力した結果だろう。

運営の努力はリスナーの考えにも変化を与えている。
にじさんじには犬のライバーがいるが、リスナーは「3Dは無理だろう」とか「犬耳を付けた人間になるんじゃないか」などの後ろ向きなコメントが多かった。

しかし、同じく人型ではない悪魔のでびでびでびるの3Dを成功させた今、後ろ向きなコメントは消え「どうやるかはわからないがにじさんじならやってくれるだろう」という希望に溢れたものに変わっている(実際に3D化計画は進んでいるらしい)

私は、3D配信があるたびにクオリティがどんどん上がっていくのを見て、次はどんなことをしてくれるんだろうと毎日をワクワク過ごしている。にじさんじはこれからもライバーとリスナーに夢を与え続けてくれることだろう。










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