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心療内科 通院からの卒業《完結》

◇発症〜完治まで◇
2015年4月 新卒入社&激務プロジェクトに配属
2016年5月 適応障害の診断&休職
2016年8月 退職
2016年9月 転職
2016年12月頃 心療内科の通院から卒業
       ↑イマココ
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こんにちは、はりねずみです。
いつも読んでいただき、ありがとうございます!

いよいよ最終話、心療内科通院からの卒業です。

心療内科へ 内定の報告

内定が出た後、心療内科へ行き、退職と内定が出たことを話した際のこと。私の場合は、薬の服用もしていませんでしたので、これで通うのは最後かな~と思っていました。

先生は、おめでとうございますという言葉をかけてくださった後に、転職先についていくつか質問をされました。私も、それに対して答えていきました。先生が引っかかるようなところは特になさそうでしたが、最後に、

「転職後もしばらくは、通ってくださいね。」

とのこと。転職後に、また適応障害が再発するケースもあるからとのことでした。あ、そうなんだと拍子抜けしたものの、引き続き見ていただける安心感もありました。

心療内科 通院からの卒業

そこから、転職後も月1くらいのペースで通って、今の業務状況についてお話ししました。そして、転職して3か月ほどたった頃、

「転職先でしっかり働けているようですね。今日で、通院は終了です。」

という言葉をいただきました。その時、”あ、もう私は適応障害ではないんだ。治ったんだ。適応障害であったことを忘れてもいいんだ。”と泣きそうになるくらいひどく感動したことを覚えています。実際は、様子見期間のようなもので、適応障害の症状は転職活動をし始めたことから見られなくなっていましたが、一つ大きな区切りがついた高揚感でいっぱいでした。

そして、先生から最後に頂いた言葉があります。

「どんな職場であっても、人と人との関わりですから、程度の違いはあれど、全くストレスがないということは有り得ません。ストレスとうまく付き合っていくことが大切になります。周りによく頼ってください。そして、またしんどくなったら、受診しに来てくださいね。」

その時は”あれほどひどい環境はそうそうないから、もう大丈夫でしょ!”とも思いましたが、転職先だって繁忙期に入ったときは「あれ?こんな予定ではなかったですよ??」という出来事が起こったり仕事に慣れてくるとストレスになる出来事も、たくさん出てきました。その時に、”なんで私ばかりこんな目に・・・”ではなく、”そりゃ、どこでだってストレスはあるわな”と思えたのは先生の最後の一言のおかげです。

また、その後心療内科にかかる機会は今のところ訪れていませんが、何かあったら頼れる先があることは今でも無意識的に心の支えになっていると思います。

今まで読んでくださった方へ

以上で、体験談は終了となります!

ここまで、1つでも記事を見てくださったり、「スキ」をして下さった皆様のおかげで最後まで書ききることができました。本当に、ありがとうございました。

ドラマっ子な私は「ルパンの娘」が大好きで、深田恭子さんが適応障害を発症したことを知ったときに、”そうだ、体験談を残したいと思っていたのにずっと残せていない”とハッとなり、PCをつけて文章を書き始めました。

noteのみならず、このように定期的に文章をアップしていくようなことは経験がなく、初めてのことでした。noteを選んだのは、私のようにベンチャー企業に入って休職となった若い人が結構note見てたりするんじゃないかな~というなんとなくな理由です。

見てくださった方の中には、現在まさに適応障害を発症している方、周りに適応障害の方がいらっしゃる方、元気に働いている方、様々な方がいらっしゃると思います。

月並みですが一言伝えたいことは、

”適応障害は特別な病ではない。環境によって誰でもなりうる可能性がある。”

ということです。私は会社でしたが、会社でなくても家庭、学校、地域コミュニティ等人が集まればうまくいかないことは出てきますし、一生懸命やる人のところに仕事も集まってきがちです。

いかに手を抜くか、文句を言っていけるか、頑張りすぎる人であればあるほど、適度なガス抜きや周りに頼っていくことが大事になることもあります。

私も人生まだ道半ばで、これからどんなことが起きていくかわかりません。

ですが、限界を感じたあの頃、心療内科に頼れた自分を誇りに思い、また周囲に頼ってもどうにもならずにあの時のような限界が来た時にはまた受診しようと思います。それは、前を向いて改善していくことにつながっていくから。

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◎本日のつぶやき◎
最後までお読みいただきありがとうございました!
細切れで読んでいただいた方にも感謝です。

適応障害を発症して間もない頃、気力はないけれど眠れないときに適応障害の方のブログを貪るように見ていました。不安だったのですね。

そんな昔の私向けに、まとめてわかりやすくというよりは、その時の心情を丁寧に記載していく書き方にしていきました。見にくかった方がいらっしゃったら、申し訳ありません。

次回、エピローグ的に今の私について少し記事を書いていければと思います!
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*心療内科は怖いところじゃない*
*心がおかしいと感じたら受診してみてください*

もし質問などあれば、体験談でまだ記載のない
先のことでも大丈夫なので
コメントなどでぜひ聞いてくださいね。

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