人事部長Aのおはなし:株式会社geneのルールブックはどうやってできたのか?②当たり前のことだけど、仕事は結果から逆算する思考が標準だとすごくはかどる

会議用ノート-14


このコラムもとうとう片手の指の数と同じ5回目を迎えることになった。正直はじめはどこの誰かもわからん怠け者のド素人が書いたコラムなんか誰が読むねんと思っていたが、大変ありがたいことに、ずいぶんとたくさんの方に読んでいただいていると社長から報告を受けている。※

※ええ、ぼくの記事より読まれてますがな(´・ω・`)


私は人事部長Aの名でやっている仕事用のTwitterアカウントを持っているが、基本的に働きたくないので※、この記事の投稿日に「書きました!」と報告する以外ほとんど投稿をしない。

※だんだん退化するんじゃないだろうか・・・

にも関わらずそちらのフォロワーもぼちぼち増えており、ありがたいやらなにやら、いやいやほんとうにありがとうございます。

重度のコミュ障な上に注目されることが苦手でほめられても伸びないので、今後ともそっと見守っていただきたい次第です。

 さて、前回\社長の指示はぜったーい/※というノリで制作が決まった『ルールブック』というこの冊子は、2017年度4月に記念すべき1冊めが発行され、今年2019年度のもので3冊めとなった。

※ぼくは知っている、従業員は付き合いきれずスルースキルがみんな上達しているのを(´・ω・`)

雇用形態を問わず全従業員に1冊ずつ配付されるこの『ルールブック』は年々厚さを増して中身も充実してきているのだが、その影に私の並々ならぬ努力があるということをどうか覚えておいていただきたい。

今年度のルールブックは200ページもあり、そのすべてをただの書類作成アプリケーションであるWordで制作するということがもう信じられないぐらいクレイジーな話なのだが、3年めにもなるとそんなことははっきりいってどうでもよくなる。

 この冊子の制作には、毎回大変な苦労をともなう。

 まず、我が社の社長は大変達筆なので、社長から飛んでくる修正指示の文字が読めない。

※昔、後輩が、だいたいハリさんは自分で書いたカルテ読めるんですか!!とキレたのできちんと読んだら黙ったことを思い出した(´・ω・`)そしてどのくらいのレベルかは、最初の写真をみて察してほしい(´・ω・`)

就業規則をはじめとするルールブックの内容については常に「ここが不足していた」「ここを充実させよう」「この表現は変えたほうがいい」等々、状況にあわせて最適なものに修正したり加筆したりしいくので、私と社長、それに就業規則の整備の際に私の補佐をしてくれている法人管理室スタッフMの3名は日々ルールブックの冊子に書き込みをし※、少しずつ整えていっている。

※よりよいルールを作りたい、組織のルールは常に不平等な少数が存在するがそれをそうさせない視点が必ずあるはずだと個人的には思っている。


そうして日々書き溜めたメモをもとに年明けごろから本格的に修正作業に入り「ひとまずここまで修正しました」と印刷して社長へ渡すのだが「なくしたからもう一回出して~」「データでちょうだい~」「やっぱり紙がいい~」と社長はのんびりしたもので、さんざん待たされたあげく、私のもとには解読が非常に困難である達筆な指示が書きこまれたものがバラバラと戻ってくる。※

※お前ぜったい書きながら、思い出して怒っているだろう(´・ω・`)

そのため修正の前段階として解読したものを社長に持っていき「合ってますか」といちいち確認しなければならず、なかなか前に進まない。

「達筆ですね」と言うと「すまんなあ」と社長は笑う。

笑いごとじゃねえ※、と思うこともあるが、だんだん読めるようになる文字が増えていくから人間の脳とはなんともすばらしいものだ。

※余裕がないな!おい、まだ改定作業ははじまってないぞ、はじまってないぞ(´・ω・`)

まあ一番困るのは「ちょっとこれほんとに読めないんですけど」と社長のメモを社長に持っていったときに「……なんだこれ」と社長自身が読めない場合がある、ということである。

先述した法人管理室スタッフのMも社長をはるかに超える達筆っぷりなので、なんというかこう、もうすこしだけね、丁寧にね、きれいじゃなくていいから丁寧にね、書いていただきたいなあ、とひそかに思っている今日この頃である。

 また、スケジュールに関しても苦労がある。

当社は16日始まりのため毎年4月16日に冊子の配付を行うことにしているので、そこからさかのぼり、冊子の納品日がいつで印刷所の締切がいつ、そうするとこの日までには全ファイル揃えたくて社労士さんからの確認戻しの日程にこれだけ必要だから内容の修正はここが限界、と無駄な働きはしたくない私ならではの細かいスケジュールを組んで※、事前に社長へ提示している。

※ああ、これ仕事のできる人の特徴だね、思考が常に結果からの逆算だよね

社長からは「よし、まかせとけ!」と元気な返事が戻ってくるのだが、限界と言った日に「もういいですね? 大丈夫ですね?」と強引に締め、社労士さんへ確認おねしゃーすとぶん投げ、ようやく終わりが見えたぞー! と伸びをしたところで「あのさあ、ここ直したくてさあ」と社長から電話がかかってくる。


これはもう本当に毎回だ。へたをすると「入稿完了しました。納品日は前日です」「ありがとう!お疲れ様!」というやりとりをしたあと、まるでそのことを忘れたかのように「あのさあ、ここなんだけどさあ」※と電話がかかってくる。

※とても言いにくいけど、たぶん忘れている(´・ω・`)

このとき迷いもせず「無理です」とつっぱねることができるのは私は己の任務を立派にやりとげたと断言できるからだが、いかんせん思い立ったら即実行、あたらしもの好きの社長なので、ときどき唐突にふしぎルールが追加されることもある。

 今年度、弊社には<SNSフォロワー手当>なるものが導入された。自分の職種がわかること・geneの社員であることがわかること・会社や仕事の悪口を言わないこと等を条件として、Twitter・Instagram・Facebookのフォロワー数200名で200円を加算、その後100名ごとに100円ずつ加算して最大5,000円まで、という、今どきだなあ~と感慨深くなるインセンティブ系の手当である。

発案者はもちろん社長で「SNSのフォロワー数に応じてもらえる手当っていうのを考えたんだけどさあ」と言われたときには、さすがの私も「はい???」となった。先にも書いたように世情にあった今どきの手当で、イノベーション! という感じではあるのだが、問題はそこではない。

この話が社長の口から出たのが〆切の1週間前だった、ということである。

プラス「名前はまあSNSフォロワー手当でいいかなあ。てことで文面よろしく!」と、賃金規程という従業員にとって最も大切な規程の追加項目の文章を専門家でもない私に丸投げした。

いや、丸投げというとあまりに言葉が悪すぎるので、委託した※、としておこう。

※あ、ごめん、丸投げです(´・ω・`)

どれだけこころの中で「???」と思っていても、私はきちんとそれをかたちにする。

※よ!!社員の鏡!!

採用面接で「SNSフォロワー手当というものがあるんですけど」と話すとほとんどの方が「???」と苦笑いするが、これも私の苦労の上に完成したルールなので、従業員の皆にはどんどん活用してもらえたらと願っている。

 社長という人間は思いついたらほんとうに即実行だ。

「聞いて聞いて、今日学校でね!」と親に学校でのできごとを報告する小学生と同じテンションで「聞いて聞いて、今朝思いついたんだけどね!」と目をキラキラさせながら業務指示※をくださる。

※60代で妖精のような理学療法士になりたいと思っております(´・ω・`)

まあ入社七年目ともなればそれがあたりまえになってくるし、逆に考えれば、組織のトップが自ら考え自ら語り自ら指示を出してくれる、管理職にとってはこれほど働きやすい環境はないだろうと私は思っている。

それでも、母親のように「あーそう、よかったねえ」で済ませるわけにいかないのが仕事というものだし、慣れてくると「おもしろいですね、いつから始めますか、いつまでに完成させますか」と自分から突っこんでいけるようにもなる。

※鬼だな

社長の無茶ぶりなど、私たちにとっては日常茶飯事だ。

「おや、このあいだ言っていたことと違うな」ということもよくあるし、まあ3日ぐらい必要かなと思うような指示を受けて「いつまでですか」と聞いたら「えへへ、明日、えへへ」と言われる、なんてこともしょっちゅうある。

昔は定時の10分前である17:50に指示が飛んできて「今日中にやれ」と言われることがたびたびあったし、クソクソブラック企業時代※を知っている私たちは非常に柔軟性が鍛えられて「いつものことだ」「今日はそういう気分なのか」「昨日なにかあったんだな」と臨機応変に対応することができる。

※絶対思い出して、怒っているだろう(´・ω・`)

が、入社してまだ3年も経たないようなスタッフたちからは「社長の言うことが前と違ってて」とか「間に合いそうにないので残業してもいいですか」という戸惑いの声があがったりもする。

そのたびに「まあ社長がそう仰るならそのとおりに進めてみて」とか「じゃあちょっと分担しようか」などとフォローを入れ、ときには「さすがに無茶だから社長に相談してくるわ」と間に入ったりするわけだが、

\社長の指示はぜったーい/※

※何度も言う、ぜったいお前たちスルースキルがすごい上達してる(´・ω・`)

を合言葉に、我々はリハビリテーションをかたちにするべく※日々邁進していくだけなのであった。

※そこの部分だけは嘘がないので、協力をお願いいたします(´・ω・`)



で、ここから求人です。

株式会社geneは、来年度の採用において、すべての訪問の事業所で看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を募集いたします。

自慢してもいい?現在の離職率は年間3.4%となっており、べつに職員がやめて補充が必要なのではないのです。

拡大のための採用です。

ただし、弊社は看護師とリハスタッフの協業に価値があると考えておりますので、そのバランスのもとに採用を進めております。

リハ職だけで豊かな在宅療養を達成するのは難しいのです、チームの力が必要なのです。

僕たちのサービスを待っている人がいるのです

売るのではないです、届けるのです

僕たちの仕事は売上だけが指標になったら、とても寂しい仕事です

いっしょに待っている人に届けましょう(´・ω・`)

ちなみに弊社の管理職以外の平均給与は以下のようになっております。

非管理職のリハスタッフ平均総支給額31.6万円(時間外4.2時間)

非管理職の看護スタッフの平均総支給額36.2万円(時間外6.2時間)

もちろん、これに賞与が3.1ヵ月(昨年度実績)あります。

採用情報はこちら↓↓↓
www.gene-llc.jp

株式会社geneでは、「リハビリテーションをかたちにする」ため
一緒に働いてくださるコメディカルスタッフを募集しております!

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年間360本ものコメディカルスタッフ向けのセミナーを開催しています。
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当社は、利用者様のQOL向上だけでなく、
当社に勤める社員自身のQOL向上も大切にしている会社です。例を挙げると……

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(誕生日のある月は、年次有給休暇とはべつに有休を<1日>プレゼント)
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(さらに各事業所に1冊ずつ置いてあるのでいつでも参照できます)
■アウトドアイベント補助費(年2回まで)
(スタッフ発案でバーベキュー会・釣り会などが実施されています)
■研修補助費
 (研修会への参加はもちろん、書籍購入にも適用されます)
■懇親会補助費(年4回まで)

などなど、福利厚生も充実しています。
ぜひ一緒にリハビリテーションを「かたち」にしましょう!

サポートいただきましたら、社会貢献のために寄付をしたいと思います。 年に2回おこない、寄付に関しては報告をいたします(´・ω・`)