見出し画像

鍼灸と膝の痛み、釧路はりきゅう彩り

膝の痛みはご高齢の方に多いです。

膝関節の安定性は靭帯や大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)などの働きに依存しています。

膝関節は歩行時や階段を上る時に体重を支えています。

しかし、ご高齢の方は老化によって筋力が低下します。
そのぶん膝関節の負担が大きくなります。

さらに関節の動きを滑らかにしていたり、衝撃を和らげている軟骨も老化によって変形したり擦り減ってしまうことがあります。

膝を動かすとき違和感を覚えるようになり、強い痛みを生じます。

症状が進むと、痛み以外に関節の腫れや発熱を伴うことがあります。

軟骨が擦り切れて、骨と骨が接触します。
これが刺激となり、滑膜に炎症を起こし、それが膝全体に及ぶ事により関節の腫れや発熱を伴うことがあります。

膝関節の痛みがある場合は「足あげ体操」という運動がおすすめです。

大腿四頭筋を鍛えることが出来ます。簡単で家の中で出来ます。

①寝た状態で、膝を伸ばしたまま片足を床から10cmあげ、そのまま10秒間保つ。

②足をゆっくり下ろし、5秒休む。これを10回程度繰り返す。
(慣れてきたら回数を少しずつ増やす。最大30回程度)
片方が終わったら反対側も同じように行う。

「足あげ体操」は予防にもなります。

鍼灸施術で膝の痛みを改善する場合には、
「肘のツボ」や「膝から足首のツボ」を使用することが多いです。

気・血液・水分の流れをよくすることにより、患者様がもっている自然治癒力に働きかけます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?