心配ないよ、何にもないよ。

イヴイヴ。23時30分。忙しくて。ごはん食べる暇なくて。車のアクセルを踏みつける。お腹が空いて、パンを片手に信号は青続き。シフォンケーキ風パン。クリスマスバージョン。食べづらいから口に入れる隙なし。お店もない。田舎の国道。左にラブホ右に高速。左も右も山。時々線路。時々廃墟。ようやく灯り。街。入った牛丼屋。こんな時間だし店を独り占め希望。ま、先客2人。みんなもくもくともぐもぐ。1人でこんな時間に目の前の牛なんちゃらをかっ込んで。僕も牛皿定食、かっ込んで。至福。スマホ。000。気付くとイヴになっていた。1人去り、また1人来る。みんな1人。1人が3人いても1人。さみしくなんてない。イヴとか師走とかここには何にもない。何にもないからさみしくないよ。